岡山でみんつく財団フォーラム

 市民から寄付を募り、NPO法人などを資金支援している公益財団法人「みんなでつくる財団おかやま」は29日、学びと育ちをテーマにしたフォーラムを岡山市北区鹿田町の岡山大鹿田キャンパスで開き、NPO3団体が活動を紹介した。 若者と社会人の交流の場を設けている「だっぴ」(岡山市)の柏原拓史代表理事は、中学生と地域住民、企業人らが語り合う授業を展開していると報告。「年齢や立場を超えたつながりは若者を育て、地域の力を高める」と述べた。 若者の政治参加を呼び掛ける「Youth(ユース)Create(クリエイト)」(東京)の原田謙介代表理事=倉敷市出身=は、政治に関心を持つ若者たちが集えるスペースを岡山市内に整備中と紹介し「若者と政治をつなぐ場づくり、担い手づくりを進めたい」と話した。通信・定時制高校に教育プログラムを提供している「D×P(ディーピー)」(大阪)の今井紀明理事長は、生徒と社会人らの交流事業などについて語った。 フォーラムは同財団の通称「みんつく」の語呂に合わせて毎年3月29日に開いている。市民ら約70人が聴いた。