岡山・表町商店街に複合施設 (天満屋岡山店から南へ約150メートル)
岡山市北区の表町商店街に21日、セレクトショップやゲストハウス、レンタルスペースを備えた複合施設「ヒバリ照(テ)ラス」がオープンする。街を元気にしようと、同市内の異業種有志が開設に関わっており「新しいモノに出合ったり、人同士の交流が生まれたりする空間にしたい」と声をそろえる。 天満屋岡山店から南へ約150メートルにある3階建ての空きビル(各階約130平方メートル)を活用。1階がセレクトショップの「ヒバリストア」で本や雑貨、洋服、CD、オーガニック食品などを扱う。アート作品の展示や音楽ライブの会場としても使うほか、弁当販売も行う。 2階はゲストハウスで、男女混合と女性専用に分かれ定員は合わせて18人。自炊用キッチン、トイレ、シャワー室などがある。1泊3500円で、市内観光の若者や外国人らの利用を見込む。3階はレンタルスペースで、会議やワークショップなどでの利用を想定している。 電気工事業のカジノン(岡山市北区番町)がグループ会社を通して、以前は呉服店があったビルを購入し改修。石井貴朗社長(45)は「若者が中心部の表町商店街に集まることで、街の活性化につながれば」と期待する。 施設の名前は、日本人にとって親しみのある鳥ヒバリと、「テラス」と商店街を明るく「照らす」という意味を組み合わせた。運営は同市の飲食店経営者ら5人でつくる合同会社などが担う。同施設のスタッフ鑓屋翔子さん(28)は「地域の人たちや、海外からの観光客など、さまざまな人が集える施設にしたい」と話している。 ヒバリストアの営業時間は午前11時〜午後11時で無休。施設の問い合わせはヒバリ照ラス(086—230—2833)。
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