岡山 <シャトルバス>岡山駅〜後楽園、10分で 宇野自動車、27日から運行
岡山駅 から 後楽園 シャトル バス

 宇野自動車(北区)は27日から、JR岡山駅と岡山後楽園を結ぶシャトルバスの運行を始める。これまで同区間を定期的に運行するバスはなく、利便性の向上に一役買いたいとしている。

 同社によると、後楽園への入園者数が年々増加していることから導入を決めた。「岡山後楽園バス」と名付け、中区を中心に走っていた1台をモスグリーン色に塗装。車内も、岡山藩主を務めた池田家の家紋を模した枕カバーにするなどリニューアルした。

 バスは岡山駅東口「1番のりば」と後楽園を10分余りで結び、午前9時15分から午後5時45分まで岡山駅を30分間隔で出発する。途中、県立美術館にのみ停車する。料金は140円。

 同社は「観光客の方々にも気軽に使ってもらい、岡山全体を盛り上げることができれば」と話している。

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岡山駅から後楽園 待望 シャトルバス ◇あすから 30分ごと18便、誘客期待

 宇野自動車(岡山市北区)は27日から、JR岡山駅と岡山後楽園を結ぶシャトルバス「岡山後楽園バス」の運行を始める。これまでは他社の路線バスで途中下車するしかなかった。観光客の利便性は高く、宇野泰正社長は「『あったらいいな』が、これまでなかった。意義深い運行になる」と話している。

 岡山市や岡山大、交通機関などでつくる「岡山まちとモビリティ研究会」(会長=高橋香代・岡山大副学長)でアイデアが提案され、賛同した同社が準備を進めてきた。

 シャトルバスは、JR岡山駅東口の1番乗り場から、午前9時15分を始発に30分ごとに運行し、午後5時45分発まで18便を走らせる。停車場は同駅と県立美術館、岡山後楽園の3か所のみで約10分間で結ぶ。運賃は140円(小学生、障害者は半額)で、宇野自動車のハレカカードも使える。

 車両は35人乗りのワンステップバスで、車いすにも対応。車体の色は庭園をイメージした深緑とし、岡山後楽園バスの文字をあしらったシンプルなデザインになっている。

 運行に合わせてスマートフォンや携帯電話、タブレット端末などで、走行している場所が分かるアプリケーション「バスまだ」にも対応している。JR岡山駅の乗り場や車内には無料「Wi―Fi」を設置した。車内には周辺観光地のパンフレットもそろえた。

 さらなる誘客につながる動きとして経済界も注目しており、岡山商工会議所の岡崎彬会頭は「外国人観光客も利用しやすい。観光客増加につながるのでは」と期待していた。
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