岡山 後楽園バス停、課題山積 狭い、雨、傾斜……/ 岡山駅から後楽園 待望 シャトルバス



岡山 後楽園バス停、課題山積 狭い、雨、傾斜……

岡山後楽園(岡山市北区)のバス停の改善を求める声が上がっている。スペースが狭く、雨風もしのぎにくいばかりか、傾斜がある曲がり道にあるため、車いすなどの利用者にも不親切だ。年間88万人が訪れる県を代表する観光地としての存在感が増す一方で、「玄関」のあり方もクローズアップされてきた。

 27日、JR岡山駅と後楽園を結ぶ直通バスの運行が始まった。宇野自動車と岡山電気軌道の両社のバスが次々と後楽園前の停留所に止まり、利用客が乗り降りしていた。

 バス停は後楽園前の市道の曲がり目にあり、片側1車線の道の両側にある。バスの停止エリアは設けてあるが、十分ではなく、バスの停車時には後続の車や自転車が対向車線に大きくはみ出して通行するため、危険だ。しかも道に傾斜があるため、停車したバスは傾いている。

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岡山駅から後楽園 待望 シャトルバス
岡山駅 から 後楽園 シャトル バス
岡山 <シャトルバス>岡山駅〜後楽園、10分で 宇野自動車、27日から運行

◇27日から 30分ごと18便、誘客期待

 宇野自動車(岡山市北区)は27日から、JR岡山駅と岡山後楽園を結ぶシャトルバス「岡山後楽園バス」の運行を始める。これまでは他社の路線バスで途中下車するしかなかった。観光客の利便性は高く、宇野泰正社長は「『あったらいいな』が、これまでなかった。意義深い運行になる」と話している。(加藤律郎)

 岡山市や岡山大、交通機関などでつくる「岡山まちとモビリティ研究会」(会長=高橋香代・岡山大副学長)でアイデアが提案され、賛同した同社が準備を進めてきた。

 シャトルバスは、JR岡山駅東口の1番乗り場から、午前9時15分を始発に30分ごとに運行し、午後5時45分発まで18便を走らせる。停車場は同駅と県立美術館、岡山後楽園の3か所のみで約10分間で結ぶ。運賃は140円(小学生、障害者は半額)で、宇野自動車のハレカカードも使える。

 車両は35人乗りのワンステップバスで、車いすにも対応。車体の色は庭園をイメージした深緑とし、岡山後楽園バスの文字をあしらったシンプルなデザインになっている。

 運行に合わせてスマートフォンや携帯電話、タブレット端末などで、走行している場所が分かるアプリケーション「バスまだ」にも対応している。JR岡山駅の乗り場や車内には無料「Wi―Fi」を設置した。車内には周辺観光地のパンフレットもそろえた。

 さらなる誘客につながる動きとして経済界も注目しており、岡山商工会議所の岡崎彬会頭は「外国人観光客も利用しやすい。観光客増加につながるのでは」と期待していた。
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