岡山 総社で吉備路れんげまつり

 「昭和の日」の29日、岡山県内では見頃を迎えたフジやレンゲの花を楽しむ催しが各地で開かれた。おおむね好天に恵まれ、ゴールデンウイーク初日を満喫しようと多くの家族連れらが繰り出した。 ◇ 総社市上林の備中国分寺一帯では、吉備路れんげまつり(同市、総社商工会議所などでつくる実行委主催)が開かれた。レンゲ畑の開放や市民グループによる太鼓や踊りのステージがあり、大勢の家族連れらでにぎわった。 同寺五重塔周辺の約20ヘクタールに広がるレンゲ畑は、例年よりやや早く満開。このうち約10アールが開放され、親子連れらが花を摘んで花束や飾りを作ったり、五重塔をバックに記念撮影したりするなど、思い思いに楽しんでいた。 母親と花飾りを作っていた倉敷市立小学校の5年女児(10)は「花が満開でとてもきれい。完成したら髪に飾りたい」と話していた。 レンゲ畑と五重塔が望める広場には茶席が設けられ、同寺東の芝生広場では太鼓やバトントワリング、舞踊といったグループがステージを披露。地元グルメの小学校ライスカレーや総社ドッグなどを販売するブースも人気だった。