国内外100種類のフジの花堪能   「藤まつり」 岡山

 「昭和の日」の29日、岡山県内では見頃を迎えたフジやレンゲの花を楽しむ催しが各地で開かれた。おおむね好天に恵まれ、ゴールデンウイーク初日を満喫しようと多くの家族連れらが繰り出した。 ◇ 国内外の約100種類のフジが観賞できる和気町藤野の藤公園では、恒例の「藤まつり」(同町主催)が始まった。県内外から多くの人が訪れ、風情漂う花を堪能していた。 高さ約2・5メートルの藤棚は、総延長約500メートル(幅約7メートル)。今年は前年より1週間ほど開花が遅れ、現在は3分咲きの状態。家族連れらが棚から垂れ下がった薄紫や白、ピンクの花をじっくり眺めたり、カメラに収めたりしていた。 園内のステージでは、地元の清麻呂太鼓や広虫姫太鼓など県内外の6太鼓グループによる太鼓合戦も開催。迫力ある息の合った演奏を披露した。 写真を撮っていた島根県奥出雲町の女性(73)は「のれんのように咲くさまがきれいで趣もあり、絵になりますね」と話していた。 同町によると、フジの花は大型連休後半にピークを迎える見通しで、まつりは花が色あせる頃まで続ける。開園時間は午前8時〜午後9時。期間中は日没からライトアップする。入園料は高校生以上300円、小中学生150円。問い合わせは町産業振興課(0869ー93—1126)。