GWスタート 岡山駅など混雑

 ゴールデンウイーク初日の29日、JR岡山駅など岡山県内の交通機関は観光地や古里に向かう家族連れらで混み合った。今年は平日の2日間を休むと最長9連休となる曜日配列だが、混雑は5月3日からの期間後半に集中する見込み。 岡山駅新幹線ホームでは、大きな荷物を持った親子連れや団体旅行客が目立った。JR西日本岡山支社によると、自由席の乗車率は最高で上りの博多発東京行きのぞみ20号(岡山着午前11時52分)などで120%、下りの新大阪発鹿児島中央行きさくら551号(岡山着同10時55分)で110%を記録。在来線特急は最高で100%に達した。 元同僚と約10年ぶりに会うために熊本県天草市から来岡した男性(66)は「新緑の後楽園を散策して岡山の魅力に存分に触れたい」と話した。 岡山空港では国内線が札幌と沖縄、国際線は上海に向かう便がほぼ満席で出発。東京からの到着便も満席が相次いだ。県内の高速道路は目立った渋滞はなかった。 JRや航空各社によると、混雑のピークは下りが5月3日、上りは6、7日。空の便のうち国際線は出国が3日、帰国は5〜8日に混み合う。西日本高速道路中国支社は、県内の高速道路で3〜6日に長さ5キロ以上の渋滞が計13回発生すると予測している。