岡山 <模擬裁判>「裁判員の責任を感じた」 32人参加 地裁


一般の人たちが裁判員役を体験する模擬裁判員裁判が16日、岡山地裁であった。現役の裁判官や検察官、弁護士も加わり、本番さながらに進行。裁判員役をした32人の参加者たちは真剣な表情で取り組んでいた。

 模擬裁判では、参加者が8人ずつの4グループに分かれ、裁判員を順次体験した。審理の対象となったのは、長女の中学進学を巡って夫と口論になって暴行を受けた女性が、殺意を持って包丁を夫の背中に突き刺し、約6カ月のけがを負わせた殺人未遂事件。被告人質問では参加者が「後ろから刺した理由は」などと尋ねていた。その後、グループごとにそれぞれ評議し、量刑を決めていた。

 参加した南区豊成2の主婦、国貞まゆみさん(62)は「法廷は厳粛な雰囲気でドキドキした。判決は人の人生を変えてしまうので責任を感じた。裁判員に選ばれたら、今回の経験を生かすことができると思う」と語った。

 岡山地裁の江見健一判事は「これをきっかけに裁判員裁判に関心を持ってもらえたら」と話した。