岡山 真庭など岡山県内7地点で真夏日


 日本列島は20日、広く高気圧に覆われて晴れ、各地で気温がぐんぐん上昇、7〜8月並みの所が相次いだ。気象庁によると、大分県日田市33・1度、岐阜県揖斐川町32・8度など165地点で30度以上の「真夏日」に。31・0度だった北海道帯広市など8地点は、5月として観測史上最高(タイ含む)を記録した。 真夏日の地点は他に、群馬県館林市32・5度、兵庫県朝来市32・4度、熊本県菊池市32・3度、鳥取県智頭町32・2度など。東京都心は28・7度、大阪市は29・6度だった。 岡山県内でも、真庭市久世で7月中旬並みの31・6度(平年24・6度)となったのをはじめ、高梁市で31・2度(同24・8度)、岡山市で31・1度(同24・7度)まで上昇。全16観測地点のうち、7地点で真夏日となり、14地点で今年一番の暑さとなった。 同県内各消防の20日夕現在のまとめでは、倉敷、津山、玉野市など同県で計6人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれた。このうち備前市では、田んぼで農作業中の80代男性が一時意識を失った。 21日も晴れる所が多い見込み。気象庁は熱中症のほか、関東甲信、東海、近畿では光化学スモッグが発生する恐れがあるとして、屋外での活動に注意を呼び掛けている。