岡山 <延養亭>後楽園内、最高の眺め 特別公開 


 岡山後楽園(北区)内の「延養亭」が特別公開されている。旧岡山藩主が後楽園を訪れた時の居間として利用された建物で、通常は原則非公開。毎年春と秋の一定期間に限って公開している。28日まで。

 園内の眺めは延養亭から見るのが最も優れているとされ、藩主の池田家当主が招待客をもてなす場ともなっていた。1945年6月の岡山大空襲で焼失したが、築庭当時の絵図の間取りなども参考に60年に復元された。

 今回の特別公開は25、26日が午前9時半〜午後2時40分に6回、27、28日は午前9時半〜午後3時半に7回実施する。各回とも定員15人で約25分。入園料のほかに参加料200円が必要。先着順で、予約者を優先する。問い合わせは同園事務所(086・272・1148)。