岡山県外からの移住49.6%増   岡山がかわる?

岡山県は30日、2016年度の県外からの移住者が1845世帯、2773人だったとするまとめを公表した。前年度比で919人(49・6%)増。全27市町村で受け入れがあり、周辺部の増加が目立つ。比較的災害が少なく、自然豊かな環境などから移住先に選ばれているようだ。 各市町村が窓口で、県外からの転入者(3万7352人)に任意でアンケートし、4927人が回答(回答率13・2%)。このうち転勤や進学、結婚による転入を除いて移住者を算出した。増加は3年連続で、岡山への移住熱が依然高いことがうかがえる。 市町村別では、岡山市が396人で最も多く、倉敷市307人、井原市217人、瀬戸内市211人—と続いた。岡山、倉敷両市の占める割合が25・4%と前年度(40・8%)から下がる一方、移住者が100人超となったのは前年度の5市から10市に倍増し、移住先が分散した格好だ。 増加率が最も高かった美咲町は、前年度の6人から57人に増えた。同町まちづくり課は「自然が多くて生活もしやすいと言われる。先に移住した人がSNS(会員制交流サイト)で呼び込むケースが多いようだ」とする。 岡山市は192人減と、減り幅は全市町村で最大。ただ、回答率が4・7%で最も低く「実際の移住者はもっと多いはず」と市移住・定住支援室。 移住先に選んだ理由(複数回答)は「災害が少ない」(25・6%)、「気候が温暖」(23・4%)—など。備前、備中、美作の3地域別では、備中は「実家・Uターン」(19・2%)や「仕事環境が良い」(18・9%)も目立ち、美作は「自然が豊か」が24・5%で最多だった。 移住前の居住地は青森を除く45都道府県に及び、大阪263世帯、広島262世帯、兵庫193世帯、東京158世帯—の順。世帯主の年齢層は20代が最多の37・5%で、30代(22・2%)、40代(11・7%)—と続いた。 県は15〜19年度の県内移住者を累計1万人とする目標を掲げており、2年間で既に半数近くを受け入れた計算。県中山間・地域振興課は「多様化する移住者の要望に添えるよう、各市町村の移住施策を後押ししたい」としている。