岡山 <県立図書館>昨年度の来館者数、6年連続100万人超え 蔵書150万冊、欲しい本すぐに



県立図書館(北区丸の内2)の2016年度の来館者数が6年連続で100万人を超え、個人貸出冊数も5年連続で140万冊を突破したことが、同館のまとめで分かった。いずれも前年度と比べるとわずかに減っているが、所蔵冊数の多さや多彩なイベント開催の評判が良く、好調をキープしている。

 同館によると、16年度の来館者数は104万4298人(前年度比1・6%減)、個人貸出冊数は147万5785冊(同0・4%減)。同館は全都道府県立図書館で来館者数と個人貸出冊数がともに15年度まで11年連続で日本一を記録している。特に貸出冊数は15年度に2位だった大阪府立図書館を50万冊以上引き離しており、16年度もトップを維持する可能性が高い。

 個人貸出のうち、インターネット予約によるものは18万638冊で、04年のオープンから12年連続で最多を更新。ホームページから借りたい本を予約すれば県内のほとんどの公立図書館に配送してもらえるため、4割に当たる7万3056冊が他館で受け取られた。

 県立図書館の人気の理由が約150万冊という蔵書の豊富さとサービスの手厚さだ。同館が1月に来館者600人を対象にアンケート調査(回答者479人)したところ、来館理由(複数回答可)で「資料が多い」が最多の約6割に上った。また、レファレンスカウンターでは「人文科学資料」「郷土資料」など6分野ごとに専門職員が常駐。利用者の相談に応じ、欲しい本をすぐに手元へ届けられる態勢が整っている。このほか、大小合わせて年間200回近くの企画展を開いたり、図書館の活用講座を実施したりしてきたことも奏功したとみている。

 同館総務・メディア課は「利用実績は好調に推移している。これからも利用者の要望に合わせた資料収集に努めながらタイムリーな企画も展開し、多くの人から愛される図書館を目指していきたい」としている。