岡山で核廃絶訴え集会とパレード


 核兵器を非合法化し、廃絶を目指す史上初の「核兵器禁止条約」制定に向けた交渉の第2回会合が米ニューヨークで開かれているのに合わせ、原水爆禁止県協議会(岡山県原水協)と新日本婦人の会県本部は17日、核兵器廃絶を訴える集会とパレードを岡山市中心部で行った。 両団体のメンバー計約60人が参加。岡山シンフォニーホール(同市北区表町)前に集まり、県原水協の中尾元重代表理事が「世界には核廃絶に向けた大きな流れができている。核保有国や日本政府を動かすため声を上げ続けよう」と呼び掛けた。 参加者は「核兵器をなくそう」などと記した横断幕や折り鶴を持ち、JR岡山駅前までの約800メートルを行進した。 交渉会合には、核保有国のほか、米国の「核の傘」に依存する日本政府も第1回に続いて参加していない。