アジサイ見頃 各地で涼しげに咲く  岡山県内各地


 岡山県内各地でアジサイが見頃を迎えている。梅雨に入ってから続く好天の下、植物園や神社では青、紫、ピンクなどの花が涼しげに咲き、訪れた人を楽しませている。主な観賞スポットを紹介する。

=岡山市= 
■RSKバラ園(北区撫川) 約300株が6月上旬に咲き始めた。見頃は同月末まで。入園料は大人600円、3歳以上小学生以下300円。同園(086—293—2121)。 
■半田山植物園(北区法界院) ヤマアジサイとセイヨウアジサイ900株が咲き始めた。品種によって7月上旬まで楽しめる。ヤマアジサイの一種「アマチャ」が見頃を迎えている。入園料は大人308円、6歳以上15歳未満124円。火曜は休み。同園(086—252—4183)。 
■たけべの森公園(北区建部町田地子) 公園入り口から山頂付近までの「あじさいロード」(約3・5キロ)に約30種3500株が咲き始めた。見頃は7月上旬まで。入園料は一般300円、小中学生200円。月曜休園。同公園(086—722—3111)。 
■吉備津神社(北区吉備津) 境内の斜面に約1500株があり、見頃を迎えている。7月上旬まで楽しめる。同神社(086—287—4111)。

=備前市=
■大瀧山西法院(大内) 参道沿いや護摩堂周辺などに約40種3500株が植えられている。5月下旬に咲き始め、6月20日前後に見頃を迎える見込み。7月上旬まで楽しめる。本堂建て替え工事に伴い、恒例の「あじさい祭り」は中止。同院(0869—66—9619)。

=倉敷市= 
■種松山公園西園地(福田町福田) 12・5ヘクタールの園内にセイヨウアジサイを中心として約1万3千株が咲き誇る。敷地中央の藤棚周辺と、真弓池の北側付近にかけて特に群生しており、色とりどりに咲き誇る。7月上旬まで観賞できそう。同西園地管理事務所(086—426—0200)。 
■安養寺(浅原) 市内屈指の「アジサイ寺」として知られ、愛好家らが撮影に訪れるスポット。境内の広範囲に青紫、ピンク、白と約2千株が色づき始め、彩りを添えている。見頃は6月下旬ごろから始まり、7月中旬ごろまで続く見込み。同寺(086—422—1110)。 
■住心院(木見) 山裾に約150種類150株が咲き誇る。花びらが純白の「ダンシングスノー」、愛らしい花姿の「雨に唄えば」など珍しい品種が楽しめる。見頃は6月末まで。同院(086—485—0225)。

=総社市= 
■アジサイロード(総社市清音軽部) 軽部川沿いの1・2キロ区間に、地元住民が1997年から数年かけて植えた約700株が青や紫、ピンクの花をつける。今年は6月上旬に咲き始め、咲きそろうのは同下旬ごろの見込み。市清音出張所(0866—94—0111)。

=高梁市= 
■弥高山公園(川上町高山) 園内のバンガロー村一帯に約3千株を栽培しており、ヤマアジサイやセイヨウアジサイが色づき始めた。6月下旬にはガクアジサイが見頃を迎えそう。7月上旬まで。同公園管理事務所(0866—48—2830)。

=新見市= 
■済渡寺(法曽) 標高450メートルに位置する寺の周囲に約1万1千株のアジサイを植栽しており、6月下旬から順に見頃を迎える見込み。約5千株のハナショウブもあり、参拝客への接待などがある「花祭り」(25日午前9時)の前後には二つの花の共演も楽しめそう。同寺(0867—75—2407)。

=津山市= 
■長法寺(井口) 1・5ヘクタールの境内に群生する約30種3千株のアジサイが見頃を迎えた。17日からは、アジサイを描いた「阿弥陀堂腰高障子」(市重要文化財)を眺めながら抹茶を味わう茶席(300円)が設けられており、18日も行われる。午前10時〜午後4時。アジサイは7月上旬まで楽しめそう。同寺(0868—22—6436)。

=真庭市= 
■普門寺(田原山上) 「花の山寺」として親しまれている名所。境内一帯に約30種3千株が植えられており、6月末まで花が楽しめる。恒例の「あじさい祭り」は18〜30日に開かれ、そばやぜんざい、みそ団子などの販売もある。18日は、歌やダンスのステージ、浴衣を着て写真を撮ってもらうイベントなどもある。午前10時〜午後3時半。同寺(0867—52—0739)。

=美作市= 
■大聖寺(大聖寺) 「あじさい寺」として知られ、敷地約3・3ヘクタールにヤマアジサイ、セイヨウアジサイなど25種約5千株が咲き誇る。最盛期は6月末で、7月上旬まで楽しめるという。同9日までは「あじさい花まつり」を開いており、短冊に願い事を書いてササにつるすことができる。入山料500円(抹茶、和菓子込み)、中学生以下無料。同寺(0868—76—0001)。