岡山空襲犠牲者の追悼コンサート


岡山空襲の犠牲者に音楽をささげる「レクイエムコンサート」が24日、岡山市北区天神町のカトリック岡山教会で開かれ、聴衆約100人が平和への願いを新たにした。 ソプラノ歌手福田浩子さん=同市中区、倉敷アカデミーアンサンブル、桃太郎少年合唱団が鎮魂歌「ピエ・イエス」などの教会音楽15曲を合唱したり、弦楽器で演奏したりした。天台宗寺院の僧侶でつくる「岡山天台声明(しょうみょう)研究会」も声明(仏教声楽)を披露した。 空襲で家族を亡くした女性の体験を描いた岡山市制作のDVD「炎の記憶」の上映もあり、岡山中央中1年の男子(12)は「最近、テロ事件などをニュースでよく見聞きする。みんなが幸せに暮らせる世界になってほしい」と話した。 コンサートは戦争の悲劇と平和の大切さを次世代に語り継いでいこうと、市民有志による実行委員会が2008年から毎年開いている。