岡山 シーボルトに学んだ3人の功績は  岡山蘭学

 
 連続シンポジウム・岡山蘭学(らんがく)の群像第8回「シーボルトになろうとした男たち」(山陽放送学術文化財団主催、岡山日蘭協会共催、山陽新聞社後援)が8月25日午後2時から、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで開かれる。江戸時代後期、オランダ商館医シーボルトが長崎に開いた医塾に留学した岡山の医師3人の業績や地域医療への貢献について語り合う。 シーボルトの「鳴滝塾」に学んだのは、備中足守藩医の石坂桑亀(そうき)、岡山で医院を開業した石井宗謙、岡山藩家老の侍医を務めた児玉順蔵—の3人。彼らが習得した西洋医学の知見や育てた弟子の活躍が、現在の岡山大医学部の源流となる岡山藩医学館の開設(1870年)につながった。 シンポジウムでは、鳴滝塾の実態に詳しい原田博二・長崎歴史文化博物館研究所元所長が基調講演する。文化ジャーナリストの下山宏昭氏は、天然痘を防ぐ種痘の普及を進めた緒方洪庵と児玉順蔵の親交などについて語り、槇野博史岡山大学長は、石坂桑亀の養子堅壮(けんそう)が医学館教授に招かれ、医学教育の基礎を築いたことなどを話す。 入場無料。申し込みは、はがきに氏名、住所、電話番号を書き、〒700—8580、岡山市北区丸の内2の1の3、山陽放送学術文化財団へ。ファクス(086—225—5046)、メール(nichiran@rsk.co.jp)でも受け付ける。31日締め切り。応募多数の場合は抽選。