夜の宿場町彩る行灯のほのかな光  岡山県矢掛町 「やかげ夏の行灯(あんどん)まつり」


 岡山県矢掛町中心部の旧山陽道で「やかげ夏の行灯(あんどん)まつり」(実行委主催)が開かれている。軒先につるされた行灯のほのかな光が、宿場町の風情を残す町並みに彩りを添えている。27日まで。 行灯は約800メートル区間に約150個がつるされ、いずれも高さ約40センチ、幅、奥行き各約30センチ。2014年の町合併60周年を機に復活させた「矢掛小唄」の歌詞と町内の名所、行事を描いた切り絵があしらわれ、日没後に点灯する。 26日午後7時からは「やかげ小唄おどり」を開催。浴衣に編みがさ姿の踊り手が、旧矢掛本陣前から脇本陣前まで踊りながら進む。 実行委は、同まつりをテーマにフォトコンテストを企画。審査員長に写真家荒木経惟さんを迎え、グランプリ1点(賞金5万円)優秀賞3点(同1万円)入賞10点(賞品)を選ぶ。9月30日必着。問い合わせは実行委事務局(0866—63—4446)。