菅井竜也七段が「王位」獲得 (新聞号外も JR岡山駅周辺)

 将棋の八大タイトルの一つ「第58期王位戦」7番勝負の第5局2日目は30日、徳島市の渭水苑で指され、後手で挑戦者の菅井竜也七段(25)=岡山市=が羽生善治王位(46)=王座、棋聖=を108手で破り、対戦成績4勝1敗で初のタイトルを手にした。岡山県出身棋士のタイトル獲得は、故森安秀光棋聖(笠岡市出身)以来34年ぶり。 菅井七段はタイトル戦初挑戦での快挙。平成生まれの棋士の戴冠は初めてとなる。羽生3冠は2冠に後退した。 後手の菅井七段が前日に封じた52手目から対局を再開。菅井七段が「菅井流」ともいえる新たな形の振り飛車を見せた初日に続き、2日目も拮抗(きっこう)した攻防を展開。午後に入り、局面を打開しようと仕掛けた羽生王位に対し、菅井七段が鮮やかな切り返しでリードを広げ、終盤も冷静に寄せきった。 持ち時間各8時間のうち、羽生王位は残り28分、菅井七段は同3時間33分。 今期の王位戦7番勝負は7月に開幕。7連覇を目指す第一人者の羽生王位に対し、菅井七段は独創的な戦術を駆使して第1、2局を連勝。第3局は羽生王位が勝ったが、第4局を再び制し、タイトル奪取に王手をかけていた。 同県出身棋士によるタイトル戦出場は、1990年の棋王戦に挑んだ故大山康晴15世名人(倉敷市出身)以来27年ぶりだった。

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菅井七段王位獲得で新聞号外

 菅井竜也七段(25)=岡山市=が岡山県出身者として34年ぶりとなるタイトルを獲得したことを報じる山陽新聞の号外が30日夕、JR岡山駅周辺で配られた。 号外はA3判カラーで「菅井七段王位獲得」「羽生3冠下す」などの見出しとともに、次の一手を考える菅井七段の大写真を掲載。平成生まれの棋士が初めて八大タイトルを手にしたことなどを報じている。 帰宅中の会社員ら駅利用者が次々と受け取った。岡山市北区、パート従業員女性(47)は「地元の棋士の活躍はうれしい。将棋ブームでもあり、これを機に愛好者がもっと増えてほしい」と話した。

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