岡山  西洋史と漫画を考える異色の授業 岡山大

 中世の西洋を舞台にした漫画が次々描かれ、人気だ。西洋史の研究者たちが協力し、史実を踏まえた虚構の世界を楽しめる仕掛けになっている。岡山大は、漫画と歴史学の関係を考える異色の授業を今秋から開催。11月と来年1月には漫画の作者や編集者、監修役の歴史学者を招き、現場の話を聞く。文化の秋。漫画で西洋史に親しんでみませんか?

 授業は全学生対象の「西洋史学入門」で、中世の修道院文化を研究している大貫俊夫・岡山大准教授(39)が企画した。大貫さんは、16世紀ドイツの修道院が舞台の漫画「辺獄のシュヴェスタ」(竹良実作、小学館)に研究者として協力している。

 例えば、作中に登場するカボチャ。当時のカボチャは、今と同じなのか、違うのか。どんな色や形なのか。小学館の担当編集者山内菜緒子さんは「分からないと、作家は描けない。でも16世紀の文献を作家が自力で探し出すのはとても難しい。間違いのない描写には、専門家の力が必要です」と話す。