インフルエンザ流行期前に予約中止も  岡山市にある病院


インフルエンザは、まもなく流行の時期を迎えます。
その、いわば「転ばぬ先の杖」が足りません。
予防接種に使うワクチンが全国的に不足し、岡山市にある病院では、手に入らないために予約の受け付けを取りやめています。

岡山市中区の岡山協立病院です。
今月13日に、インフルエンザの予防接種の新たな予約を中止しました。
去年は2700万本余り作られていたワクチンが、今年は2500万本ほどしか作られていません。
製造段階で、ワクチンの株がうまく増えず、作り直したことが原因だといいます。
厚生労働省によりますと、インフルエンザは、例年12月から4月にかけ流行します。
予防接種の効果が出るのに2~3週間かかるため、予防接種は、遅くとも12月中旬までに受けるのが望ましいといいます。
街では心配する声が聞かれます。
流行が始まる前に余裕を持って打っておきたい予防接種です。
一刻も早い、ワクチンの安定した供給が待たれています。