トランプ政権2年目、全米各地で抗議デモ

 アメリカのトランプ政権が2年目を迎えた20日、全米各地では政権に対する大規模な抗議デモが行われました。

 「ホワイトハウスにいるトランプ大統領に届けとばかり、大勢の人達が混乱を極めたこの一年への抗議の声を上げています」(記者)

 ホワイトハウス前では、就任2年を迎えたトランプ大統領の政策に反発する市民らがデモを行いました。

 「大きく、はっきり言おう。移民は大歓迎だ!」(デモ隊)
 「この国は移民につくられ、将来もつくられ続ける」(ジャマイカからの移民)

 ニューヨークのマンハッタンでは、恒例の女性の権利向上などを目指すデモが行われましたが、ここでもトランプ批判の声が聞かれました。

 「大統領は訳もなくツイートをし、何の成果もあげず、女性も移民も大事にしない」(デモ参加者)

 一方でアメリカでは、移民政策をめぐる議会の対立でつなぎ予算が成立せず、20日午前0時から政府機関が一部閉鎖に追い込まれています。

 「政府機関が閉鎖されたことで、自由の女神に向かうフェリーも欠航となりました。こちらにはチケットの切り替えなどを求める人で長い列ができています」(記者)

 「自分に影響があるとは思ってなかった」(日本から来た観光客)
 「何か他の手を考えるしかないですよね」(日本から来た観光客)

 政府は市民生活に直結する業務は継続されると強調していますが、連邦政府の職員およそ85万人が自宅待機となるなど、影響が広がっています。