岡山・清心女子大の前期試験で採点ミス 「化学基礎」問題、2人追加合格

 ノートルダム清心女子大(岡山市北区伊福町)は30日、一般入試前期日程(1月25日実施)の「化学基礎」で採点ミスがあり、不合格としていた2人を追加合格にしたと発表した。合格から不合格となった受験生はいなかった。

 同大によると、原子の構造に関する選択問題で、採点に使った模範解答に誤りがあった。今月26日に再点検した職員が気付いた。

 追加合格の2人には同大から連絡。うち1人は同大の一般入試後期日程で別の学科に合格し、入学手続きを終えており、学科の変更や後期の受験料返納について話し合っているという。

 松沢克彦入試広報部長は「多大な心配と迷惑をかけ、心からおわびする。チェック体制を徹底し、再発防止に努めたい」と話した。