岡山 倉敷カーリング夫妻が五輪ペア撃破 混合ダブルスで西日本代表初4強

 平昌冬季五輪代表が出場し注目を集めたカーリングの第11回日本混合ダブルス選手権(14~18日・青森市)で、倉敷市の北村友和さん(42)、雅美さん(42)夫妻のペアが、西日本ブロック代表では初の4強入りを果たした。練習環境に恵まれないハンディを乗り越え、五輪ペアも撃破した2人は「地元のカーリング熱盛り上げに貢献できればうれしい」と話している。

 大会は北海道、東北、関東、中部、西日本の各ブロック予選を勝ち抜いた16チームと、日本カーリング協会推薦の5チームが参戦。北村夫妻の「チーム北村」は7チームずつ3組で争った1次リーグで五輪代表の吉田夕、両角友組も破り1位通過。準決勝、3位決定戦は敗れたものの、堂々の戦いを演じ、岡山県カーリング協会の藤中宏充理事(41)は「北海道や東北の強豪がそろう中で見事な成績」とたたえる。

 夫妻はトリノ五輪日本代表の活躍を見たのをきっかけに2006年、県協会の体験教室に初めて参加した。「氷上のチェス」と呼ばれる競技の奥深さに触れ、本格的に練習を始めると、めきめき上達。翌年には早くも西日本代表として本大会に出場した。

 「混合ダブルスはシンキングタイムが短く、素早く的確な意思疎通が必要。その点、夫婦であることが有利になっている」と友和さん。結成13年目の熟練ペアは今大会、あうんの呼吸を随所で披露し、難敵を退けた。

 ただ、岡山で競技を続けるのは簡単ではない。西日本には専用コートがなく、普段の練習はヘルスピア倉敷(倉敷市連島町西之浦)のスケートリンクで月2回、それも他競技が終わった後の午後11時から2時間だけ。試合経験を積むために年5回、車で長野県まで遠征する。雅美さんは「2人とも仕事があり、何度もやめようと思ったが、周囲の支えと負けた時の悔しさを覚えているから続けられた」と語る。

 6度目の挑戦で1次リーグ突破は今回が初めてだった。「(自分たちの活躍で)西日本でも競技熱が高まり、練習環境が少しでも整ってくれれば」と口をそろえる北村夫妻。来年は初の日本一に挑むという。