岡山ゆかりの名品と変わり兜 / 所蔵品の価値は19億円以上 岡山県立博物館


岡山ゆかりの武将の甲冑や、全国から変り種の兜を集めた特別展が、岡山県立博物館で行われています。
県立博物館の会場に入るとすぐ目に入るこちらの甲冑は、国宝の「赤葦威鎧、兜・大袖付」。
800年以上前の源平合戦時代のものです。
後の戦国時代の鎧に比べると飾り気がなく、身を守ることに特化した合理性が見て取れます。
また、こちらは幕末、備中松山藩の藩政改革につとめた山田方谷の甲冑です。
最近発見され、岡山では初公開となるもので、兜には名産の桃、胴にはいつか本物の龍になるという信念をこめて子供の龍がえがかれています。
また、会場には全国から集められた変り種の兜が展示されていて、こちらは岡山初公開の「眼鏡付き兜」。
視力の弱い人がつけていたのか、眼鏡には度が入っているということです。
そして、こちらは「猿面形兜」。
すっぽり頭を覆うつくりで、兜の主、谷津主水は大阪の陣で活躍したと記録に残っているそうです。
鎧や兜に託した武士の心意気や洒落っ気にふれることのできるこの特別展は、7月8日まで開催されています。
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所蔵品の価値は19億円以上 岡山県立博物館


 岡山県立博物館(岡山市北区後楽園)が所蔵する美術工芸品などの資産価値が少なくとも19億円(購入・寄贈時の評価)に上ることが30日、分かった。最高額は現在開催中の特別展に並ぶ国宝「赤韋威鎧(あかがわおどしよろい)」の6億円。県教委が県議会文教委員会で初めて公表した。 所蔵品約1万6千件のうち評価にそぐわない埋蔵文化財などを除いた約7300件を調べた。1千万円以上は国重要文化財「太刀銘長光」5千万円▽同「太刀銘則宗」3370万円▽「法然上人伝法絵断簡」2100万円—など16件あった。 委員の質問への回答として報告した。文化財課は「購入・寄贈時から評価額が変わっている可能性が高いが、文化財価値はお金だけで計れるものではない。次代の人が文化財に親しむ機会を失わないよう今後も保護に努めていく」としている。
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