ツキノワグマ緊急対策会議  岡山県美作市

 岡山県美作市の山で男性がクマに襲われケガをしたのを受け、岡山県や地元市町村が緊急対策会議を開き、地域住民に対する注意喚起を行うことなどを申し合わせました。
きのう、岡山県美作市で山に入った63歳の男性がクマに襲われ手と足に軽いケガを負いましたが、クマによる人身被害は岡山県では2003年以来、15年ぶり2件目のことです。
事態を重く見た岡山県や周辺市町村、それに猟友会が集まって、きょう、緊急対策会議を開きました。
岡山県では、例年8月以降にクマの目撃例があいつぎますが、今年は春先から出没、すでに去年の半数以上の71件が報告されています。
このため、対策会議では地域住民に対し、クマに対する注意喚起を強く呼びかけることを申し合わせました。
岡山県では去年17年ぶりにツキノワグマの狩猟を解禁しましたが、今年も11月15日からの1ヶ月間、頭数の上限を38頭に増やし狩猟を認めることを決めています。