国際情勢 セネガル戦目前、決戦の地にサポーターが集結 / 「オリンピックデー」 日中韓と北朝鮮の卓球代表選手が親善試合 / 弾道ミサイル避難訓練 中止

 サッカーワールドカップ、日本対セネガル戦を目前に控え、ロシアの街にはサポーターらが集結しています。

 「歴史的瞬間を間近で見られると思って、本当に気持ち奮い立ってます。わくわくしています」(日本人サポーター)
 「私、宇佐美君のファンなんですよ。東口君にも出てほしい。ガンバ大阪です」(初戦を観戦した女性)
 「3対1で、もちろんセネガルが勝つよ。セネガルの選手の方が背が高くて足も速い、プレーも上手だからね」(セネガルサポーター)

 試合が行われるエカテリンブルクには、日本とセネガルのサポーターのほか、槙野選手の父親など選手の家族も集まっています。

 「(Q.槙野選手と連絡取りましたか?)悔しさは出てましたね、メールに、第1戦に出られなかったという。セットプレーを利用してのヘッド、これを期待しています」(槙野選手の父・成伸さん)

 一方、こんな場所も・・・

 「こちらロシアでも非常に珍しいメイドカフェなんですが、日本人サポーターを温かく迎えてくれます」(記者)
 「ご主人様、お帰りなさいませ」(店員)

 この日本式のメイド喫茶は、日本人サポーターの間でも人気となっています。

 「エカテリンブルク半端ないですね」( 日本人サポーター)

 セネガル戦は日本時間25日午前0時にキックオフです。
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「オリンピックデー」 日中韓と北朝鮮の卓球代表選手が親善試合

 IOC=国際オリンピック委員会の創立を記念したイベントで、日・中・韓に北朝鮮を加えた4か国の卓球代表選手が親善試合を行いました。

 23日は、IOCの創立を記念した「オリンピックデー」です。これを前に、IOCは22日、韓国・北朝鮮・日本と中国の4か国から卓球の代表選手を招き、親善試合を行いました。

 日本の張本智和選手(14)は北朝鮮の女子選手とペアを組んでプレー、福原愛選手(29)も「コートを降りればみんな仲が良い」と、笑顔で交流を楽しみました。

 「東京オリンピックやアジア大会に向けて、厳しい練習を積んでいます。ベストを尽くして勝ちたいです」(北朝鮮 パク・シンヒョク選手)
 「IOCは平昌五輪の聖火が消えた後も、朝鮮半島の平和への道のりをサポートします」(IOC バッハ会長)

 バッハ会長は、2020年の東京オリンピックと2022年の北京冬期オリンピックに北朝鮮が参加できるよう協力すると表明しており、北朝鮮への支援継続を改めて呼びかけた格好です。

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ジンバブエ 与党集会で爆発、大統領狙った犯行か

 アフリカ南部ジンバブエで23日、大統領が参加していた与党の集会で爆発があり、大統領は無事でしたが閣僚らが8人がけがをしました。

 ジンバブエ南部ブラワヨで23日、来月30日投票の大統領選に向けた与党の集会が行われている最中に爆発がありました。集会には、大統領選に出馬している現職のムナンガグワ大統領が出席していて、爆発は大統領の近くで起きたということです。AP通信によりますと、ムナンガグワ大統領は無事だったものの、副大統領ら閣僚を含む少なくとも8人がけがをしました。

 ジンバブエでは去年11月にムガベ氏が大統領を辞任し、37年間の長期政権が終了し、ムガベ氏の妻と対立していたムナンガグワ氏が大統領に就任。爆発が起きた地域は、ムナンガグワ氏の対立候補の支持基盤とされ、ムナンガグワ大統領を狙った犯行との見方も出ています。
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エチオピア、集会で首相演説直後に手榴弾爆発

 東アフリカ・エチオピアの首都アディスアベバで、首相を狙ったとみられる手榴弾による爆発があり、1人が死亡、150人以上がけがをしました。

 AP通信によりますと、エチオピアの首都アディスアベバの広場で23日、アビー首相が支持者に向けて演説をした直後に爆発が起きました。当時、集会には数万人が参加していて、少なくとも1人が死亡、155人がけがをしたということです。首相にけがはなく、爆発後、「周到に準備された攻撃だった」と述べ、自身を狙った犯行との見方を示しました。爆発は、警察官の制服を着た男が演壇に向けて手榴弾を投げようとし、近くにいた警察官ともみ合いになった際に起きたということです。

 アビー首相は今年4月に首相に就任したあと、政治犯を釈放したり、長年対立してきた隣国エリトリアとの緊張緩和に乗り出したりするなど大胆な政策転換に着手し、注目されていましたが、国内の抵抗勢力から反発の声も上がっていました。

 ロイター通信は事件後、犯行に関わった疑いで6人が拘束されたほか、警備に問題があったとして、警察の職員9人も拘束されたと伝えています。
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ニカラグア、4月からの反政府デモ 死者200人超に

 中米・ニカラグアで4月から続いている反政府デモの死者が200人を超えました。

 人権団体のIACHR=米州人権委員会は22日、4月から続いている反政府デモの参加者と治安部隊との衝突で、これまでに212人が死亡し、およそ1300人が負傷したと明らかにしました。

 ニカラグアでは、オルテガ大統領が今年の4月に承認した年金の減額などを含む社会保障制度改革に反対するデモが、大統領の退陣を求める大規模な反政府デモへと発展し、治安部隊とデモ隊の間で衝突が起きていました。

 カトリック教会が仲介する形で政府側と反政府側の間で交渉が始まり、デモは一時、収束したようにも思われましたが、政府が国際監視団の受け入れを拒否するとデモは再び活発になり、それに伴って衝突も起きています。
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弾道ミサイル避難訓練 中止

香川県琴平町などで予定されていた北朝鮮の弾道ミサイルの発射を想定した住民避難訓練について、政府は実施を当面見合わせると発表しました。
北朝鮮の弾道ミサイルの発射を想定した訓練は、香川県では今月29日に琴平町の榎井小学校で防災行政無線などによる住民への情報伝達や児童などの避難訓練が予定されていました。
県などによりますと、米朝首脳会談などで対話ムードが高まり、新たなミサイル発射の可能性が低くなったと判断したことから中止が決まったと言う事で、今年度、全国9つの県で予定された訓練は全て中止となりました。
政府は住民避難訓練は見合わせるものの、Jアラートによる情報伝達方法や弾道ミサイル落下時の行動の周知に取り組むとしています。
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