首相、11日に岡山県視察 / ある岡山の国会議員に批判か? 赤坂自民亭

  安倍晋三首相は、西日本豪雨で大きな被害が出た岡山県を11日に視察する方針を表明した。10日、総理官邸で開かれた被災者生活支援チームの初会合で明らかにした。今回の災害で、安倍首相が現地を視察するのは初めて。 安倍首相は、会合で「被災現場を順次訪問し、被害状況を視察するとともに、被災者や自治体の要望をうかがう」と強調した。

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赤坂自民亭


 酔えば、気掛かりな心配事や困り事を、つかの間、忘れさせてくれる。西日本豪雨の被災地でもそんな思いでアルコールをふと口にする人がいるだろう。「酒は憂いを払う玉箒(たまははき)」ともいう

だが、こちらは憂いを払うどころか、ひんしゅくを買った。「赤坂自民亭」なる酒宴。豪雨被害の差し迫った今月5日、安倍晋三首相や自民党議員ら約50人が宴会を開いていた

笑顔で参加者が杯を掲げた集合写真を、西村康稔官房副長官は自身のツイッターに投稿までしていた。政権運営や国会対応を巡り一時でも忘れたいことが何かあったに違いない

ことあるたびに「有事への備え」「国民の安心・安全」を言う人たちだ。万全の連絡体制をとったと事後に強調したが、そういう問題だろうか。国民感覚とのずれを感じさせる

通常国会はきのう事実上、終了した。ここでも「安倍1強政治」のおごりが際立った。働き方改革関連法をはじめ参院6増の改正公選法やカジノを含む統合型リゾート施設整備法が成立したが、熟議を尽くしたと言い難い

万全の対策をとる、だから大丈夫―。カジノ法の審議でもギャンブル依存症や治安対策など課題の多くが先送りされてしまった。どんな対策をとるのか、赤坂自民亭のみなさんに聞いてみたい。憂いは払えるのだろうか。
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ある岡山の国会議員に批判か? 宴会に寿司。記録的豪雨が西日本を襲う中、安倍首相や被害の大きい地域選出の議員たちの行動が物議

  今、こうしている間にも救助を待つ人たちがいて、行方不明になっている人たちの捜索が急がれますが、菅義偉官房長官は記者会見で「先手、先手を打つ」と公言しました。

 ところが、今回の記録的豪雨では、明らかに政府の初動が遅く、人命救助の人手が足りず、被害が拡大しています。本来なら一発レッドカードになる案件ですが、今は安倍政権の責任を問うより人命救助の方が優先です。もう初動の遅れを取り戻すことはできませんが、今からでも全力で人命救助にできる最善を尽くしてもらいたいと思います。

 今回、初動が遅くなってしまった最大の原因は「赤坂自民亭」なる若手議員との親睦会だと、僕は考えています。
 総裁選3選目を目指し、若手議員との親睦を深めたかった安倍総理ですが、東京がそんなに雨が降っていなかったもので、西日本の広いエリアで大変なことになっていることを想像もできなかったのかもしれません。宴会するのは構いませんが、すでに西日本では避難者も多数出ているときに、わざわざSNSにアップすることでしょうか。

 あの酒盛りをしていた時間にも西日本では避難している人たちはたくさんいましたが、安倍晋三総理や上川陽子法務大臣(衆・静岡1区)などは楽しそうに記念写真を撮影していました。その結果、これほど大事な時に安倍晋三総理は二日酔いとしか思えないむくんだ顔で15分ほど対策会議をした後、私邸に帰りました。呆れた話ですが、甚大な被害が出ているエリアの国会議員がちゃんと仕事をしているのかを調べてみると、安倍晋三総理に負けず劣らずろくすっぽ仕事をしていないように見える議員が見つかりました。

 岡山1区選出の自民党の国会議員・逢沢一郎議員です。

◆食べるものに困る被災者が出る中、寿司の写真をアップした逢沢議員

 今回、岡山県では非常に深刻な被害が出ています。今なお救助を求める声もありますし、行方不明になっている人もいるので心配です。そんな中、岡山1区選出の自民党の国会議員・逢沢一郎さんは何をしていたのかと言うと、富山に行って、ご覧の観光気分でした。
“JR西日本「Belles montagnes et mer~ #べるもんた ~」です。JR高岡駅です。橘慶一郎衆議院議員らと乗ってみました。べるもんたは城端線 氷見線を走ります。車窓から自然豊かな富山を満喫できます。素朴な散居村 山々を、そして美しい海外を。観光客にも好評。海外からもわざわざ。いいね。” 

“「べるもんた」は一両編成。車内はこんな感じ。食事が出来る。酒も飲める。お土産も買える。駅に着くと大歓迎の横断幕が。 #夏野修砺波市長 が出迎えて下さいました。感激 恐縮です。様々な創意工夫です。知恵を出して地域振興です。そこにしかない地元の資産を活かしたい。そして おもてなし。”

 ツイートしているのは、まさに岡山が大変なことになっている真っ最中と言える7月7日17時56分、18時06分です。一応は「視察」ということになっているんでしょうが、これは災害の人命救助より優先してやらなければならないことなのでしょうか。今こそすべての予定をキャンセルして、待機している自衛隊を岡山に派遣してもらうべく、安倍晋三総理を叩き起こし、ベテラン議員の力を見せつける時ではないでしょうか。しかし、今となっては削除されてしまったのですが、逢沢一郎さんは寿司の写真を載せ、こんなツイートもしていました。

“7日「べるもんた」車内でお昼ご飯。「とまや鮨」。いや、実に美味しい。素晴らしい。軽井沢からわざわざ富山まで新幹線で鮨を食べに行く人が居る、という話を聞いた事がある。頷ける感じ。富山の人は、高岡の人は海の幸山の幸に恵まれている。普段から美味しいものを食べてるんですね。いいね。”

 メシを食う余裕もなく屋根の上で救助を待っている人たちがいるのに、車内で食った寿司をアップして「実に美味しい」だそうです。このツイートはすぐさま批判され、そういえば岡山県が大変になっていることをやっと思い出したのか、このツイートの約1時間後に、こんなツイートをしています。 

“今日7日午前防衛省官房長官に電話。岡山県各地の豪雨被害への対応を要請しました。「岡山県津山市 奈義町の陸上自衛隊日本原駐屯地の隊員に加えて愛知県の部隊から隊員を岡山に投入する」との回答を頂きまさた。緊急度の高い地域を優先です。二次災害に気をつけながら、全力で救助 救援です。”

 ぜひとも注目していただきたいワードは「全力」という言葉です。復興や復旧に「全力」とおっしゃっているのですが、逢沢一郎先生は何に全力を尽くしたのでしょうか。寿司を食うことでしょうか。逢沢一郎先生が寿司を食うと劇的に復興が進むシステムなのでしょうか。アホでしょうか。とりあえず「全力を尽くす」と言っておけば何とかなると思って適当に言っているとしか思えません。こんなことなら軽々しく「全力」とか言わないでいただきたいです。

◆他の議員の動きは?

 もちろん、自民党議員でも理想的な動きをしていた人もいます。

 実は、最も理想的な動きをしているのは自民党の参議院岡山選挙区の参院議員、小野田紀美さんでした。普段はネトウヨをこじらせ気味なところがあるのですが、7月5日19時52分の段階で岡山県全県で警報が出ていると注意を呼びかけ、7月6日15時17分には瀬戸内市の市内全域に避難準備・高齢者等避難開始が発令されたと呼びかけ。岡山県が発信している情報をさらに拡散しようという姿勢が見え、大変素晴らしいです。その後もさまざまな情報を提供し、倉敷市のオフィシャルな情報を拡散。道が通れるのかどうかがわからない時に便利な「通れたマップ」などを紹介しており、岡山県選出の議員の中では、最もSNSを活用し、県民のために動いている議員であるということになりました。

 岡山4区の橋本岳さんも7月7日17時04分に、今回の大雨被害に関する最初のツイートをしています。そこからは、いろんな所からの救援情報に「ありがとうござます!(※原文ママ)」と反応し、少しずつ大雨に関する情報を共有するようになりました。しかし、岡山4区こそ最も大きな被害が出ている場所であり、誰よりも動かなければならないはずなのに、動くのがあまりにも遅すぎまる感は否めません。ただ、更新していない自民党議員は多々いますし、一応、遅れを取り戻すかのように積極的にSNSを活用して情報を発信しているので、寿司をSNSにアップしているのに比べると幾分かはマシです。

 ほかは、山下貴司(自民党・岡山2区)、阿部俊子(自民党・岡山3区)の両議員は発信がなし。むろん現場で動いてらっしゃるのかもしれませんが、もう少し積極的に活用してもいいのではないでしょうか。

 また、高度プロフェッショナル制度をゴリゴリに進めた加藤勝信厚生労働大臣は岡山5区選出ですが、なんと、Twitterのアカウントが存在しません。Twitterをやっていないということは、地元の人たちの救助の声をリアルタイムで知ることができないということなので(秘書などから報告があるかもしれませんが)、今、何が起こっているのかを把握する能力にも欠けるということだと思います。高度プロフェッショナル制度について、国民がどのように思っているのかを知ることもできない人物が厚生労働大臣をやっていていいのでしょうか。

 野党では、立憲民主党・岡山1区比例復活の高井崇志さんも、7月6日10時07分に、大雨が予想されるので警戒するように呼びかけ、地元秘書と連絡を取りながら対応にあたると宣言。7月7日8時02分に立憲民主党の岡山県連合の決起集会の延期を報告。その後は活動報告や渋滞情報などをFacebookで展開。SNSを十分に活用できているわけではありませんが、きちんと対応に当たっている様子は伝わってきます。

 国民民主党・岡山4区比例復活の柚木道義さんも、7月6日19時47分に「避難勧告」が出ているため、厳重に警戒するように呼びかけ。7月7日14時06分に道路の冠水や道路の流出などが各所で発生しているので警戒を呼びかけるとともに、事務所スタッフと連携して災害対応にあたっていると報告。倉敷市役所や早島町役場とも情報を共有し、国への要請など必要な対応を随時行う状況であるとしています。ツイートはこの2つだけですが、早い段階から地元の人たちに注意を呼びかけており、悪くはありません。

 ただ、同じ国民民主党岡山2区比例復活の津村啓さんは甚大な被害が明らかになった7月7日、「宮澤喜一bot」なるアカウントをリツイート。しかも、一刻も早く人命救助を進めなければならない時に「簡単には進まないからいい」という内容の名言をリツイートしている脳天気さで呆れてしまいます。

◆安倍晋三総理が動かない

 つい先日、過労死遺族たちの悲痛な叫びを笑い、高度プロフェッショナル制度を強行採決した安倍晋三総理でしたが、土曜の昼から自宅に帰り、そこから来客もなく、このタイミングで自宅でゆっくりされておられました。こんな時こそ総理大臣が先頭に立って陣頭指揮を執るものだと思いましたが、オウム真理教の死刑囚たちの死刑を執行したから内閣支持率は上がるだろうとでも思っているのでしょうか。この記事を書いている時点で45人以上が死亡し、70人以上が行方不明になっているため、東日本大震災以来の深刻な災害であるにもかかわらず、総理大臣が自宅に引きこもって出てこないのです。7月11日からはベルギーやフランスなど4カ国を外遊する予定となっていますが、今のところ、予定通りに外遊に行くようです。

 自民党の国会議員は、日頃から「日本を守る」とおっしゃっているのですから、こんな時こそ迅速に対応していただかないと困るのですが、しっかり対応できていると感じられるのは小野田紀美議員ぐらいなもので、辛うじて橋本岳議員が遅れて対応しているという感じでした。

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片山さつき議員のツイッター荒れ放題…大雨降る5日に「赤坂自民亭」記念写真

 自民党の片山さつき参院議員のツイッターが荒れ放題となっている。片山氏は、西日本で大雨が降り続いたさなかの5日夜に「赤坂自民亭」と呼ばれる衆院議員宿舎で行われた自民党議員の飲み会に出席し、同日に安倍晋三首相とともに乾杯している写真をツイッターに掲載。このツイッターには「非常識極まりない」などの返信が多くあった。片山氏は7日以降のツイッターでは豪雨対策に奔走する様子をツイート。8日に岡山県倉敷市役所を訪ね地元の災害担当者と撮った写真を掲載すると、「記念写真撮る神経が分かりません」などの指摘があった。

 5日のツイッターで片山氏は「今日は27回目の赤坂自民亭」「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり」と料理と酒が並び、親指を突き上げて記念撮影をしている写真を掲載した。この頃、京都市は8万人以上に避難を指示。気象庁は昼に緊急会見して警戒を呼びかけていた。

 5日の片山氏のツイッターに多くの批判的な返信が寄せられた。「国会議員の職務って何でしょうか?国民のために、あなたは何を成し遂げてくれたのでしょうか?あなたを含め、この宴会にいた人達は国会議員に相応しくない!議員の通信簿つけられるなら、0点ですね(笑)」「この方たちのお給料を返してもらって財源の一部にした方が国のためになると思います」「安倍 『1ヶ月もすれば国民忘れるよ』忘れません(笑)」「議員の このツイートには本当に驚きました」などの声があった。

 片山氏は7日以降、豪雨対策に奔走している様子をツイートし、8日は「自民党も豪雨被害対策本部設置。私も急きょ岡山入りし、伊原木知事と最新の状況把握」「岡山県として数十年ぶりの甚大な被害、政府に早期の激甚指定を」として写真を掲載した。返信には「現場の人間の邪魔をする それだけはやめよう」「5日の14時に気象庁が緊急記者会見開いてたんで予想出来ましたよね?5日の夜に酒盛りはあり得ないのでは」と厳しい声があった。

 10日も片山氏は「雨量の前提を見直し、木が生い茂りヌートリア住みついて穴だらけの河床と低い堤防、緊急に強靱化へ動きます」と懸命に取り組んでいることを真摯(しんし)に訴えた。返信として「被災地への支援・援助よろしくお願いします」と片山氏の活動に期待する声がある一方、「お疲れだったでしょう」として飲み会の写真を掲載する返信もあった。 

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2015 0915


倉敷市洪水・土砂災害ハザードマップ (平成28年8月作成、平成29年2月更新)

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