オウム元幹部・上祐氏「松本元死刑囚らが女性信者殺害を目撃」

 オウム真理教の後継団体から分派した「ひかりの輪」の上祐史浩代表が、オウムの幹部時代に、松本智津夫元死刑囚らが女性信者を殺害するのを目撃したと告白しました。

 これは11日発売の「週刊新潮」が報じるもので、上祐氏は、オウム真理教の教祖・麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚や中川智正元死刑囚らが、「オウム真理教の総本部で女性信者を殺害した」と告白しています。

 この報道について、上祐氏は、JNNの取材に文書で回答し、「女性信者がスパイ行為を働いていたと疑い、麻原が『白状しないならポアする』という趣旨のことを言った」「何かの薬物を持ってきて注射すると女性信者は動かなくなった」などと報道を認めました。

 さらに上祐氏は、「同じ部屋にいて犯行を目撃したが、身の危険が及ぶのではとの不安があった」として、これまで話すことができなかったとしています。