【西日本豪雨】ボランティアの注意点は? 専門家に聞く 「まずは情報集め」「廃棄するものにも思い出が」/ 岡山 自転車で回る高校ボランティア
水害作業 マニュアル

災害ボランティアセンター設置状況です。

http://www.town.yakage.lg.jp/syakyo/yakage.htm 
http://www.okayamashi-shakyo.or.jp/2018/07/1043/  
http://kurashikisyakyo.or.jp/  
http://www.sojasyakyo.or.jp/ 
http://kasaoka.or.jp/ 
http://www.takahashi-shakyo.org/00news/news20180709.html 
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【西日本豪雨】ボランティアの注意点は? 専門家に聞く 「まずは情報集め」「廃棄するものにも思い出が」


  活発な梅雨前線による西日本豪雨は、多数の死者・安否不明者を出す甚大な被害をもたらした。被災地ではこれから、家屋に流れ込んだ土砂の除去、家財の清掃などの復旧作業が始まる。学生の夏休みも控えて、多くのボランティアが現地入りするとみられるが、作業に参加する際に注意すべき点は何だろうか。専門家に聞いた。

  ごみでなく「家財」と呼ぶ 

 「まずは現地の情報をしっかり確かめよう。まだ浸水している地域もある」

 NPO法人「レスキューストックヤード」代表理事、栗田暢之さん(53)は、50以上の被災地に駆けつけた経験を持つ。阪神大震災を機に設立された団体「震災がつなぐ全国ネットワーク」(約60団体・個人)の代表も務める。

 「被災地の社会福祉協議会が、順次、災害ボランティアセンターを開設する。実施要項を熟読して行くかどうか判断する。被災地に入ると注意事項が伝達されるので、それをしっかり守ること」

 現地で初めての住宅に入る場合、大切なのは「話し合って作業を進める」ということ。土砂を取り除いたり、散乱した家財を動かす力仕事のイメージが強いが、廃棄するものであっても住んでいた被災者の大切な思い出が詰まっている。

 「決して、勝手に捨てたりすることがないように。信頼関係を作ることが一番大事」「被災者は、生活再建へ向けて早く片付けたいけれど、同時に、思い出の品だからゆっくり整理したい。そんな気持ちをくみ取って“前のめり”しないように気をつけよう」

 ふすまやサッシは水でていねいに洗い流す。食器なども洗って消毒すれば再び使える。乾いてもカビが生えやすく処分しなければならない家具も。思い出話を聞きながら、がれきではなく「ご自宅」、ごみではなく「家財」と呼ぶなど、言葉も大切だという。

 熱中症対策を万全に

 一方、そうした作業の遂行に最も大切なのは安全の確保だ。「急がない。無理しない。暑くなるので熱中症対策を万全に」。休憩をこまめにとって水分、塩分を補給する。一人でも発症すると他の作業も止まってしまう。「自分だけでがんばらない。助け合おう」

 安全な作業に欠かせないのがきちんとした装備だ。「短パン、Tシャツは絶対だめ」。水害の後は、漂流物や泥水で不衛生になっており、くぎやガラスも散乱している。長袖、長ズボン姿で現地に入る。

 作業後は、手足の消毒と洗顔、うがいをすることも必要だ。

                   ◇

 現地への往復も保険対象になる場合も

 全国社会福祉協議会は、「多くの地域で人命救助の段階」(9日)としながらも、各地の災害ボランティア募集情報の発信をホームページ(HP)で開始した。9日からは京都府福知山市や与謝野町、兵庫県丹波市などで募集と活動が始まっている。募集の状況は日々変わる。

 「全国災害ボランティア支援団体ネットワーク」(JVOAD)も「支援を行う際の参考情報」をHPで発信中。災害ボランティアセンターを通じた活動のほか、個別の分野に特化した活動などの情報も公開。妊産婦、子供、高齢者、障害者、外国人などが支え合うために役立つHPの一覧などもある。

 一方、現地での活動に参加する人たちのためのボランティア保険は、社会福祉協議会で加入できる。また、「傷害保険に入っていれば、ボランティア活動中も一般的に補償される」(東京海上日動)。損保ジャパン日本興亜も「出発前に入ることで現地への往復も保険の対象となる」と事前の加入をすすめる。三井住友海上も、「急に行くことが決まる場合が多いだけに、直前にスマートフォンやコンビニで加入できる一日だけの保険を活用して」としている。

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自転車で回る高校ボランティア

甚大な浸水被害からの復旧作業が進む倉敷市真備町では、作業の人手不足を補おうと総社市の高校生たちが独自にチームを組んで支援に駆けつけています。
真備町箭田の川上泰弘さん(43)の住宅です。
小田川の決壊で流れ込んだ水は家の2階まで迫り、部屋の中は手つかずの状態となっています。
汚れた家財や畳の運び出しは思うように進んでおらず、川上さんは人手不足に悩んでいるとしつつも、いわゆる被災地荒らしの被害を不安視する複雑な心境を明かしています。
こうした中、泥水でぬかるんだ道を自転車で進む子供たちの姿が。
隣接する総社市の県立総社南高校、ハンドボール部の部員10人です。
川上さんの次女のクラスメートが被害を聞きつけ、所属するハンドボール部の仲間たちに声をかけ手伝いにやってきました。
部員たちは今月9日から友人の家を中心に独自にボランティアを行なっていて、高校が臨時休校になっている今週の金曜日まで続けることにしています。
車の渋滞で被災地に入りにくくボランティアが不足する中、自転車で駆けつける若い力が被災者を勇気づけています。
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災害ボランティアセンター設置状況です。

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http://kurashikisyakyo.or.jp/  
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