岡山 ボードに激励と感謝のメッセージ 上道公民館

  西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山市東区で、市社会福祉協議会が上道公民館(同竹原)に開設している災害ボランティアセンターにメッセージボードが置かれている。全国から支援に入った参加者と被災者の復興への気持ちを一つにしようと市社協などが企画。ボードには激励や感謝の言葉がびっしり並ぶ。 センター入り口にあるボードは縦約1・7メートル、横約1・3メートル。タイトルは「つながりの木」で、被災者とボランティアをつなげる意味を込めた。参加したボランティアが桃の形をしたカードにメッセージを書いて貼る仕組みになっている。 同センターに被災者から感謝の電話が相次いでいることから、形にしてボランティアにも共有してもらおうと4日にボードを設置。その後は連日の書き込みがあり、被災者の声を市社協の職員が代筆したカードを合わせ、7日時点で約130枚に上っている。 東日本大震災で被災した岩手県大槌町から駆け付けたボランティアは「みなさんが笑顔で生活できますように東北からエールを送ります」と思いを記し、被災者は「自分の力ではできないことばかりでした」といった言葉を寄せている。 7日もボランティアが次々とボードにカードを貼った。大阪府枚方市から夫婦でボランティアに参加した女性(35)は「被災者の言葉が励みになる。また参加したい」と話していた。