国際情勢 イスタンブールに到着、安田純平さん「地獄だった」

 シリアで3年以上拘束され、解放されたジャーナリストの安田純平さんが、帰国の途につくため、トルコのイスタンブールに到着しました。

 解放後、トルコ当局に保護されていた安田さんは、日本時間の午前1時前、トルコ南部・アンタキヤ市内の入管施設を出て、最寄りの空港からイスタンブールへ向かいました。飛行機に乗り込んだ安田さんはJNNの取材に応じ、次のように語りました。

 「自由になれたということが本当にうれしいです。地獄ですよね、身体的なものもありますけど精神的なものも。今日も帰されないと考えるだけで日々だんだんと自分をコントロールできなくなって。釈放されるっていうのは何回も聞いていたんです。いろいろ言いがかりをつけてはキャンセルになったりとか、本当に解放されるのかなっていう気持ちの方が強かったです」(安田純平さん)

 安田さんは、日本時間の午前3時半ごろ、イスタンブールに到着。日本時間の25日夜にも帰国する見通しです。
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安田さん 日本に向け出発へ、イスタンブールから報告

 シリアで3年以上拘束され、解放されたジャーナリストの安田純平さんが、まもなく日本へ向けて出発します。経由地のトルコ・イスタンブールから報告です。

 安田さんは後ろにある空港内のVIP専用ターミナルから、まもなく出発する成田への帰国便へと乗り込みました。3年余りの拘束生活のあと帰国となりますが、ハタイからこちらに向かう機中で話を聞くと地獄のようだったと振り返りました。

 「自由になれたということが本当にうれしいです」(安田純平さん)
Q.苦しかったか?
 「地獄ですよね、身体的なものもありますけど精神的なものも。今日も帰されないと考えるだけで日々だんだんと自分をコントロールできなくなって。監禁されている独房の中にいる状態が、当たり前の生活に感じ始めている」(安田純平さん)
Q.動画がアップされていたが?
 「3年間で何回したか分からないですけど、何か月に1回とかです」(安田純平さん)

 安田さんは拘束していたグループについて、名乗らないのでわからないと話していまして、外国人を狙って誘拐し、お金を奪うギャングのような集団としか言えないとしています。

 健康状態も心配ですが、問いかけにはしっかりとした口調で答えていて、機内で出された軽食を食べるなどしていました。まだ、日本にいる奥様や家族とは話ができていないということで、こちらは帰国してからとなりそうです。
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