岡山市の待機児童数380人に減少 来年4月には受け皿が上回る見通し (3年連続で全国ワースト2位となった待機児童の数)



岡山市は10月現在の待機児童数が380人に減り、来年4月には入園申し込みを受け皿が上回る見込みになりました。

(岡山市/大森雅夫市長)
「右肩下がりになっているというのは予想通り。2020年4月の待機児童0は期待できる」

 大森市長が定例会見で述べたものです。

 岡山市の待機児童数は、今年4月時点で551人と全国ワースト2位でしたが、10月現在で380人と171人減りました。
 また、今年度中に認可保育所の新設などで新たな受け皿1337人分を確保できる見込みです。

 これにより来年4月時点の受け皿が1万8720人となり、入園申し込み1万8300人を上回るとしています。

 一方で、来年10月から保育無償化が始まる影響で申し込みが増加するとみられていて、先行きは不透明です。

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岡山市の待機児童数 380人に

 保育園に入れなかった待機児童の数が3年連続で全国ワースト2位の岡山市は待機児童が今年4月より170人余り減り380人になったことを明らかにしました。
岡山市によりますと先月1日の時点で待機児童数は380人、今年4月と比べ171人減りました。
市では認可保育所の新設などでさらに受け皿を増やし来年4月時点では入園の申し込み数1万8300人に対し、受け皿は1万8720人と申し込み数を上回る見込みです。
計算上、受け皿は確保できますが、実際には認可保育所を望んだり遠くの地域の保育所には通えないなど保護者の希望に添えないケースも多く待機児童解消となるかは難しい状況です。
このため市では待機児童を持つ保護者に対し保育コンシェルジュが個人個人に応じたアドバイスを行うなど支援を継続していくことにしています。
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岡山市の待機児童380人に 

3年連続で全国ワースト2位となった待機児童の数について岡山市は13日、今年4月と比べ約170人減り、380人となったことを明らかにしました。岡山市は、来年度末までに待機児童解消を目指したいとしています。岡山市によりますと、先月の待機児童の数は、380人で今年4月時点の551人から171人減っています。減少の理由について岡山市では、民間企業が補助金を受け運営する「企業主導型保育所」や「一時預かり」などの受け皿が拡大したことや、元保育士が相談を受け付ける「保育コンシェルジュ」のサポートの成果があったとしています。岡山市では、来年4月までに1337人分の受け皿を増やす予定で、全体の受け皿が、入園希望者を上回ると見込んでいます。一方で、保育士不足も深刻で、保育士の賃金2%上乗せを継続するなど対策を強化し、来年度末までに待機児童を解消したいとしています。
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待機児童受け皿 入園申込み上回る見通し

岡山市の待機児童について、来年4月の時点で、確保した保育の受け皿が、入園申込みの数を上回る見込みであることが分かりました。
大森市長が、13日朝の会見で明らかにしたものです。

来年4月の時点での岡山市の保育の受け皿は、認可保育所の新設や企業主導型保育事業の増加などで今年4月と比べて1337人増え、18720人が確保される見通しです。
これに対し、来年4月に入園が見込まれる児童数は1万8千300人となっていて受け皿の確保数が申し込みを上回る見通しとなりました。
ただ、保育士の確保や来年10月に始まる幼児教育・保育の無償化による影響など課題も多く、市では引き続き待機児童の解消に向けて取り組みを続ける方針です。

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