岡山リベッツがホーム初戦快勝 観衆1000人超が熱い声援 【卓球・Tリーグ】 / 岡山リベッツ、彩たま下し2勝目
岡山リベッツ

  卓球の新リーグ「Tリーグ」男子の岡山リベッツは16日、岡山市の岡山武道館で初のホーム戦に臨み、3―1で彩たま(埼玉)に快勝した。会場には千人を超える観衆が詰め掛け、ハイレベルな攻防に熱い声援を送った。

 音楽や映像による演出でムードが高まる中、試合はスタート。リベッツは最初のダブルスを主将の上田仁、森薗政崇のペアが制すと、シングルスでは韓国出身の林鐘勲、李尚洙がフルゲームの激闘を立て続けにものにし、前回10月の対戦で敗れた相手に雪辱した。

 観客席からは岡山県内の卓球愛好家らによる応援団を中心に選手たちへの声援が飛び、試合後は大きな拍手で地元初勝利をたたえた。岡山市立小学校6年の男の子(12)は「リベッツを応援するのが本当に楽しみだった。勝ってうれしい」と喜んでいた。

 リーグは4チームが7回戦総当たりで争い、上位2チームのファイナルで優勝を決める。通算成績を2勝2敗としたリベッツは17日も岡山武道館で試合があり、午前11時半から琉球(沖縄)と対戦する。

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岡山リベッツ、彩たま下し2勝目

 卓球の新リーグ「Tリーグ」は16日、岡山市の岡山武道館などで2試合が行われ、ホーム開幕戦に臨んだ男子の岡山リベッツは彩たまを3—1で下し、2勝目(2敗)を挙げた。彩たまも2勝2敗。 リベッツは第1試合のダブルスで上田、森薗組がストレート勝ち。続くシングルスでは林鐘勲(韓国)が吉村に3—2、李尚洙(韓国)も黄鎮廷(香港)に3—2で勝った。 女子は神奈川が名古屋を3—1で退けて開幕4連勝とした。名古屋は開幕5連敗。神奈川は2—1で迎えた第4試合で浜本が呉穎嵐(香港)を3—0で退け、勝利をつかんだ。 リベッツの次戦は17日、岡山武道館で琉球と対戦する。
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【卓球・Tリーグ】岡山リベッツが初のホーム戦完勝 韓国勢の加入で優勝候補一角に<11/16 岡山vs彩たま>

岡山が大歓声の中、初のホーム戦を完勝
16日、卓球・Tリーグ男子初のホームアウェイマッチが岡山武道館で開催され、ホームの岡山リベッツがT.T彩たま を3-1で下し、初の地元開催マッチを制した。

10月のTリーグは両国、立川、名古屋に全チームが集まってのセントラル方式だったが、11月からは各チームの地元を含む全国各地で開催される。

サッカーや野球などでも一般的にはファンの多いホームが有利とされる中、卓球の団体戦ではどうなるか注目が集まったが、岡山リベッツは地元の声援を力に変えた。また10月には不在だった昨年の世界卓球銅メダリストのイ・サンス、若手左腕のイム・ジョンフンの2名の韓国選手が加わり、10月とは全く別のチームと言っていいほどの選手層の厚みを見せた。ダブルス巧者の森薗政崇と上田仁を1番で起用し、強豪・韓国選手を2枚起用できるオーダーは、水谷隼、張本智和を擁し、ここまで全勝で首位を独走する木下マイスター東京にとっても脅威となる。

両チームの次戦は明日17日に予定されている。勢いに乗る岡山はホーム2連戦で琉球アスティーダと、彩たまは場所を東京・立川立飛アリーナに移し、開幕戦で敗れた木下マイスター東京と対戦する。

岡山リベッツ vs T.T彩たま各マッチの解説

1番:上田仁/森薗政崇 2-0 岸川聖也/黄鎮廷
ここまで2戦2勝と彩たまのエースダブルスとして定着した岸川/黄ペアだったが、試合直前のオーストリアオープン・ダブルスで優勝して勢いにのる森薗と岡山リベッツの主将・上田のペアが勝負強さを見せ2-0のストレートで勝利した。ダブルス巧者同士が組む森薗/上田ペアは前試合で水谷/田添組(木下マイスター東京)も下しており、これで2戦2勝と負け無しだ。

2番:イムジョンフン 3-2 吉村真晴
イムジョンフン(岡山リベッツ)


試合直前の今週に岡山リベッツへの加入が発表された世界ランク22位のイムジョンフンが0-2からの逆転勝利で吉村真晴を3-2で下した。Tリーグデビュー戦となったイムは0-2とリードされた3ゲーム目の4-6でたまらずタイムアウト。この追い込まれた展開からの7連続ポイントで一気に流れをつかみ、世界レベルのパワー卓球で一気に試合を制した。
3番:イサンス 3-2 黄鎮廷
昨年の世界卓球シングルス銅メダリストのイサンスが、香港のエース・黄との熱戦を制した。黃の安定したプレーをイサンスのパワー卓球が打ち抜いた形だ。世界トップレベルのプレーを間近で観戦した1000人超のファンは両者の激戦に歓喜の声を挙げた。

4番:上田仁 1-3 チョンヨンシク
岡山の勝利が決まった後の試合となったが、モチベーションの落ちることのなかった「埼玉のヨン様」こと韓国代表のチョンヨンシクが岡山の主将・上田を下し、ここまで4戦4勝。連勝記録を伸ばした。チョンヨンシクの長身から繰り出されるバックハンド連打はTリーガーにとっての驚異となっている。

11/16Tリーグ 岡山リベッツ 3-1 T.T彩たま
◯上田仁/森薗政崇 2-0 岸川聖也/黄鎮廷
11-5/14-12

◯イジョンフン 3-2 吉村真晴
8-11/10-12/11-6/11-8/11-8

◯イサンス 3-2 黄鎮廷
11-6/11-9/7-11/9-11/13-11

上田仁 1-3 ◯チョンヨンシク
11-8/8-11/9-11/8-11

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岡山リベッツが初のホーム戦を制す。韓国2選手が大活躍!!

岡山リベッツが初のホーム戦でT.T彩たまを下し、歴史的な勝利をあげた。

 この日の岡山リベッツのオーダーには2人の韓国選手の名前があった。ひとりはスケジュールが合わず、開幕戦から3試合を欠場していた李尚洙、そして11月15日深夜に加入がプレスリリースされた林鐘勲。この2人に加えて、上田仁、森薗政崇とベストメンバーでT.T彩たまを迎い入れた。

 対するT.T彩たまも黄鎮廷、鄭栄植、吉村真晴、岸川聖也と不動のオーダー。両リームのメンバーを見ると戦力的に優越が付けづらく、どちらが勝つのかを試合前に予想することが難しかった。

 上田・森薗と黄鎮廷・岸川の対戦となった第1マッチのダブルス。1081人が集結した岡山武道館だが、そのほとんどがホームの岡山サポーター。チームのTシャツやマフラータオルを手にした応援は一体感があり、これぞホームゲームという雰囲気でラブオールのコールが告げられた。



貴重な先取点をあげた上田(右)と森薗のダブルス

 

 スタートダッシュをかけたのは上田・森薗だ。前週のITTFオーストリアオープンで大島祐哉と組んだダブルスで優勝している森薗が冴え渡る。チキータで黄鎮廷のフォアサイドをノータッチで抜き、回り込んで鋭いフォアドライブで得点を重ねて圧倒した。

 2ゲーム目は岸川が森薗のチキータを落ち着いて返球し、レシーブで上田のミドルを攻めて攻撃のリズムを封じてT.T彩たまペアがリードしたが、上田が岸川のチキータをバックドライブで狙い打つなど好プレーを続出して逆転。岡山リベッツが先取点をあげた。



岡山リベッツにとって強力な選手となる林鐘勲

 

 第2マッチは林鐘勲と吉村真晴。「試合当日に韓国から岡山に到着した」という林鐘勲。いきなり迎えた大一番とTリーグ独特の雰囲気に呑まれたのか、1、2ゲーム目はあきらかに堅さが見えた。吉村は得意のサービスが効き、勝負所で思い切りのいい両ハンドドライブを決めて2ゲームを奪った。このまま一気に勝負が決まるかと思われたが、3ゲーム目から林鐘勲が開眼する。

 場の雰囲気に慣れたのか、それまで下から上に持ち上げるような自信のないスイングから、力強く水平気味に振り抜くスイングに変わると、そこから怒涛の3ゲーム連取。最終ゲームになると手が付けられない状態になり、6ー6から4連続得点してマッチポイントを奪って10ー6にし、最後は11ー8

で驚異的な逆転を見せた。勝利後のベンチでチームメイトに「(初めての試合で)キンチョウ、キンチョウ」と胸に手を当てながら話したサウスポーだが、世界ランキング22位の林鐘勲が見せ場を作った。



大逆転での勝利に会場のサポーターのボルテージが上がる

 

 第3マッチは李尚洙と黄鎮廷。ともに世界ランキング一桁台の2人の戦いは、ハイレベルかつスリリングな展開になった。序盤は気合い十分の李尚洙が黄鎮廷を押しまくる。大舞台の経験値がある李尚洙は後輩の林鐘勲とは違い、ラブオールから100%の力を発揮。迫力満点の両ハンドドライブにサポーターは大興奮。

 しかし、そのまま終わらせないところが黄鎮廷のすごさ。李尚洙がフォア前に巻き込みサービスをうまく処理できないことを探り当てると、徹底してそこを攻めてラリーのリズムをつかむ。2ゲームを奪い返し、勝負は最終ゲームへ。目の覚めるようなラリー戦で10ー8と先にマッチポイントを奪ったのは李尚洙だったが、黄鎮廷が強気の裏面ドライブでジュースに追いつく。

 「ここで自分が勝てばチームの勝利になるので、なんとしてでも勝ちたかった」と試合後に話した李尚洙。最後までメンタルを崩さなかった李尚洙が僅差を物にした。



エース対決を制した李尚洙と岡山ベンチ

 

 第4マッチは上田と鄭栄植。4ー0で勝利し、勝ち点を4にしたい岡山リベッツと、ここで勝利して相手の勝ち点を3にとどめておきたいT.T彩たま。勝ち点4だと岡山リベッツが2位に浮上し、勝ち点3だとT.T彩たまが2位を維持できるため、両選手の戦いはチームの勝敗が決まっているとは思えないほど白熱した。

 上田は鄭栄植のチキータを狙い打つなど質の高いプレーで1ゲーム目を取ったが、2ゲーム目以降は上田の重いドライブに角度が合ってきた鄭栄植がラリーの主導権を握る。前陣での激しい打ち合いが繰り広げられたが、最後は鄭栄植に軍配があがった。



鄭栄植の勝利でT.T彩たまが2位をキープする

 

 3時間に及ぶ激戦を制した白神宏佑監督は、「みなさんの声援と選手のがんばりで、歴史的なホームでの開幕戦を勝てました」とマイクで喜びを語った。

 李尚洙と林鐘勲の2人は「チームの地元で勝利に貢献できてうれしい。このような素晴らしい雰囲気でプレーすることができてうれしいです」と口を揃えた。

 岡山リベッツは、11月17日の11時30分から岡山武道館で琉球アスティーダと対決する。
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卓球Tリーグ「岡山リベッツ」のホーム初試合で勝利 観衆1000人越え

 今年開幕した卓球Tリーグ男子「岡山リベッツ」が11月16日、岡山武道館で行われた初ホーム戦で勝利した。



 卓球の日本リーグ「Tリーグ」は10月24日に開幕し、男子4チーム・女子4チームが参戦。同チームは初戦アウェイで「琉球アスティーダ」を破り勝利したが、その後「TT彩たま」、「木下マイスター東京」に破れ、1勝2敗で地元岡山のホーム戦を迎えた。

 会場には1081人の観客が集まった。卓球ファンだけではなく、元卓球部の人、卓球部の子どもたち、岡山リベッツが初代王者になることを望む人たちが集まった。元卓球部だったという男性の一人は「初めて生でプロの試合を間近で見た。もう一度、卓球をやりたくなった。世界レベルの試合をこんなに近くで見られるのは卓球を知らない人でも楽しいはず」と話す。

 試合は4試合のチーム戦で、3本先取したチームが勝利となる。第1試合は、上田仁選手と森薗政崇選手のダブルス。始まって4点を連続獲得し、会場を大きく沸かせた。第2セットは逆転で取得し、2セット連取で勝利した。

 第2試合は、世界ランキング22位の林鐘勲(イム ジョンフン)選手のシングル。2セットを連取され、思うような試合運びができず首をかしげる姿を見せることもあったが、タイムアウト後から7点連続獲得するなど波に乗り、3セット連取し逆転勝利となった。

 第3試合は、世界ランキング7位の李尚洙(イ サンス)選手のシングル。2セット連取して好調ぶりを見せた。相手の世界ランキング8位・黄鎮廷(ウォン・チュンティン)選手も粘りを見せ2ゲーム連取した。最終5セットは10対10のジュースまでもつれたが、李選手が勝利を飾った。

 第4試合は、キャプテンの上田仁選手が再び登場した。Tリーグではチームが勝利すると勝ち点3、4試合全て勝利すると勝ち点4が与えられる。勝ち点4を狙い戦われたが、昨年まで世界ランキング7位だった鄭栄植(チョン・ヨンスク)に敗れた。

 次回ホーム戦は、12月8日がKM東京戦、12月9日が琉球戦となる。
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