岡山市長らが問題行動の対策協議

 岡山市の大森雅夫市長と教育委員による「市総合教育会議」の2018年度第2回会合が20日、市役所で開かれ、文部科学省の17年度問題行動・不登校調査の結果を踏まえ、対策を協議した。 菅野和良教育長は暴力行為について、小学校での対教師暴力が63件(前年度48件)に上り、1件も発生しなかった学校が40校(同44校)に減少したと報告。「教師の指導の在り方に課題があり、市全域で取り組みを充実させなければならない」と強調した。 教育長を含む5人の委員からは「学校だけでは限界がある。民生委員や、子ども食堂を主催する地域の人たちと積極的に関わることも大切」といった意見が出た。 市長は「子どもを取り巻く問題は全国どこにでもある。(重要なのは)解決にどう結び付けていくかだ。(解決につながった)モデルを見習うなどして、良い環境を確保していかなければならない」と述べた。 市は会議で出た意見を施策に反映させる方針。