岡山 倉敷 真備の被災者らが奉仕団体発足 (ボランティアグループを立ち上げ)「真備復興支援隊G.S.K」/  【ボランティア情報】倉敷市 ( 再開は1月5日の予定)子供たちの笑顔を増やす



 倉敷市真備町地区の西日本豪雨の被災者がボランティアグループを立ち上げ、浸水した家屋の清掃やがれきの撤去などに取り組んでいる。「地域の復興に少しでも役立ちたい」と意欲を見せている。 グループは「真備復興支援隊G.S.K」。自宅が浸水した会社員三竿剛介さん(29)=同町地区=が知人を誘い、同町地区の被災者2人で8月に発足。ローマ字は三竿さんの下の名前から取った。岡山県内外から地区を訪れ、猛暑の中で汗を流す大勢のボランティアの姿に三竿さんが感動し、自宅の片付けに追われながらも「手伝えることがあるはず」と思い立ったという。 メンバーには作業のノウハウがなく、交流したボランティアに教わることから始めた。知人への声掛けで、真備町地区の被災者1人を含む市民11人も加わり、現在は20〜30代の男女13人で活動。被災家屋の床板の撤去や屋内外の清掃、室内の消毒、がれきの運搬などを手掛ける。 グループの存在は口コミやSNS(会員制交流サイト)を通じて広まり、活動日としている土日は、対応可能な1日2件ほどの依頼で予定が埋まることが多いという。 11月下旬、自宅の外壁を洗ってもらった女性(64)=同町地区=は「人手が足りず作業が思うように進んでいなかった」と喜び、発足当初からのメンバーの会社員男性(33)=同町地区=は「困っている人のためにやれることを少しずつ実践したい」と話す。 作業依頼を受け付けているほか、メンバーを募っている。

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倉敷市が窓口
【ボランティア情報】倉敷市

倉敷市災害ボランティアセンター(086—697—0111)は29日〜1月4日、現地活動を休止する。派遣要望など電話、来所の相談は30日までと1月4日は受け付ける(午前9時〜午後4時)。再開は1月5日の予定。同センターはホームページなどからの事前申し込みを勧めている。

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