岡山・真備の「復興商店街」動き出す にぎわい拠点にさらなる整備構想も
心のケア 「災害ごっこ」 

 

昨年7月の西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町地区に、仮設テナントの「復興商店街」がお目見えした。入居するのは事前公募した計5店で、すでに一部で営業が始まっており、4月上旬にかけて全店がオープンする。

 同市が、従来の店舗が壊滅状態となった中小事業者の支援に、市文化施設「マービーふれあいセンター」(同町箭(や)田(た))の駐車場内に約5100万円で整備。

 ユニット構造の平屋建てで、広さは1店当たり約40〜50平方メートル。平成32年2月末まで無償で提供する。

 すでに営業を開始した保険代理店は、発災後は10キロ余り離れた市中心部に仮移転。経営者の菊池達也さん(40)は「真備にいる顧客の多くが被災され、取り扱い業務は以前より増えている。地元に戻れてほっとしている」。

 また準備中の薬局では店主の小柳昇さん(70)が「(隣の)総社市の自宅を拠点に、注文された漢方薬などを真備の常連さんに配達していた。再開を望む声が多かったので、廃業の考えはなかった」と、内装作業の手を進めていた。他にも整骨院、酒屋、エステが入る。

 地元の真備船穂商工会で青年部長も務めた菊池さんは、集合型屋台のような仮設テナントの新設も提案。「同じ敷地内に設け、週末を中心に飲食業者が出店することで、地域のにぎわいの創出に」との狙いで、同商工会が検討している。