カワヅザクラ満開迎え“春”満喫 岡山の児島湖花回廊で「まつり」


「児島湖花回廊さくらまつり」(実行委主催、山陽新聞社など後援)が17日、岡山市南区築港栄町の花回廊ゴルフコースで開かれた。過去最多となる約2万2千人(主催者発表)が来場、満開を迎えた早咲きの桜・カワヅザクラと多彩なイベントを満喫した。



 同ゴルフコースを含む児島湖周辺には、近くに工場があるDOWAホールディングス(東京)の呼び掛けで地元住民らが5776本のカワヅザクラを植えている。訪れた家族連れらは見事に咲き競う桜の木の下で弁当を広げたり、写真撮影を楽しんだりしていた。

 会場には地元の町内会による焼き鳥やフランクフルトといった出店が並び、ミニ新幹線の乗車やバルーンアート体験のコーナーは子どもたちの人気を集めた。特設ステージでは楽器演奏や踊りが披露され、祭りムードを盛り上げた。

 会場に用意された高所作業車に乗せてもらい、約15メートルの高さから桜並木を見渡した岡山市立福南中学校の3年女子(15)は「高くて怖かったけれど、広い会場の遠くまで桜が咲いているのが見えてとてもきれいだった」と話していた。

 まつりは同社などでつくる実行委が2010年から毎年開催しており、10回目。