国際情勢 北朝鮮外務省報道官「大使館襲撃はテロ行為」/ ウクライナ大統領選、投票開始


 スペインにある北朝鮮大使館が襲撃された事件について、外務省の報道官が「襲撃はテロ行為」で「国家主権への重大な侵害だ」などと非難しました。今回の事件への北朝鮮側の反応は初めてです。

 これは、朝鮮中央通信が31日に伝えたもので、スペインにある北朝鮮大使館が2月、襲撃された事件について、外務省の報道官は「武装集団は大使館員らを拘束し、強打、拷問して、通信機器を強奪した」と述べました。そのうえで報道官は、襲撃はテロ行為で、国家主権への重大な侵害だと非難しました。

 さらに、「FBI(アメリカ連邦捜査局)や反北朝鮮団体が関与したなどの説があり、注視している」とし、スペインの捜査当局が最後まで責任を持って捜査しなければならないと強調しました。

 今回の事件をめぐっては、北朝鮮の体制打倒を掲げる団体「自由朝鮮」が3月26日、関与を認め、「襲撃ではなかった。北朝鮮大使館の緊急事態に対応したものだ」などとする声明を発表。「誰も拘束したり、殴打したりしていない」と主張しています。
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ウクライナ大統領選、投票開始

 ウクライナ大統領選挙の投票が行われ、最新の出口調査ではコメディー俳優の候補がトップで現職を脅かしています。

 31日に投票が行われたウクライナの大統領選挙は前代未聞となる39人が立候補し、最新の出口調査では、トップを走っているのは人気コメディー俳優・ゼレンスキー氏です。政権の汚職体質などに嫌気がさした国民から支持を集め、現職ポロシェンコ大統領を大きく引き離しています。

 「これから新しい生活が始まります。正常な生活です。それは、汚職もなく、賄賂もない生活です」(ゼレンスキー候補)

 即日開票の結果、早ければ日本時間の1日午前にも大勢が判明しますが、どの候補者も過半数に達せずに3週間後の決選投票となるのが確実視されています。

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ブルネイ、3日から「石打ちによる死刑」など導入

 東南アジアのブルネイは、イスラム法を厳格に守るため石打ちによる死刑などを含む刑罰を3日から導入すると発表しました。しかし、国際人権団体などからは非難の声が上がっています。

 ブルネイで3日から施行される刑法では、不倫や性的暴行、同性との性行為などに対して石を投げつける死刑、窃盗罪には手足を切断する刑が科されることになります。

 これはシャリア刑法と呼ばれるイスラム教に基づく刑罰を厳格に適用するために導入されたもので、一部は外国人にも適用されます。

 これを受け、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「残虐で国際人権法に反している」と非難しました。また、アメリカの俳優ジョージ・クルーニーさんもブルネイを批判して、欧米にあるブルネイ所有のホテル利用についてボイコットを呼びかけ、アメリカの芸能人らが支持を表明するなど、波紋が広がっています。
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中国でまた工場爆発、江蘇省昆山市で7人死亡

 また中国で工場爆発です。江蘇省昆山市の金属加工工場で31日朝、爆発があり7人が死亡しました。

 日本時間午前8時過ぎ、上海市から北西に50キロの場所にある江蘇省昆山市の精密金属加工工場で爆発があり7人が死亡、5人が重軽傷を負いました。

 地元政府によりますと、屋外にある廃棄金属を保管しているコンテナの一つが爆発して出火し、工場に燃え移ったということです。地元政府が詳しい原因を調べています。

 中国では21日に江蘇省塩城市の化学工場で78人が死亡する爆発事故が起きたほか、30日も山東省青州市の工場でガス漏れによる爆発が起きるなど事故が相次いでいます。
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