岡山市戦没者追悼式 (1700人以上が犠牲) 岡山空襲から29日で74年

 

1700人以上が犠牲になった
岡山空襲から29日で74年です。
空襲で亡くなった人を悼む追悼式が
岡山市北区で開かれました。


岡山市が1990年から毎年開催している
戦没者追悼式です。
岡山市民会館には岡山空襲で
亡くなった人の遺族や
地元の小中学生など約1500人が
参加しました。
74年前の29日未明、岡山市街地を
襲った岡山空襲では、米軍により
約9万5000発の焼夷弾が投下され
1700人以上が犠牲になりました。
式典では、青少年代表として
大学生が追悼の言葉を述べました。
岡山空襲から74年。戦争を経験した人の
高齢化が進むなか、世代を超えて
多くの市民が平和への思いを
新たにしていました。


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岡山空襲74年で戦没者追悼式


太平洋戦争末期に1700人以上が死亡した「岡山空襲」から74年となる29日、空襲の犠牲者など戦没者を追悼する式典が開かれました。

岡山市北区の岡山市民会館で開かれた戦没者追悼式には遺族や地元の子どもたちおよそ1500人が出席しました。
昭和20年6月29日の「岡山空襲」では、岡山市の市街地の6割以上が焼失し、1700人以上が犠牲になったとされています。
式典では犠牲者のうち名前が確認されている1466人の名簿が奉納され、黙とうがささげられました。
そして、遺族を代表して竹島潤さんが「ふるさとや家族を思いながら亡くなられた方々の無念を思うと悲痛な思いが胸にこみあげる。平和の尊さについて考え、行動していきたい」と追悼のことばを述べました。
そして、今回初めて公募された青少年の代表として岡山市内の大学に通う学生2人が「あの日の記憶を風化させず後世に伝えていく役割が私たち若い世代には求められています」と平和への決意を述べました。
このあと参列者は順番に献花台に花を手向け、手を合わせていました。
岡山空襲を経験したという岡山市の82歳の男性は「空襲で市街地の建物はほとんど残っていなかったことを覚えている。今のこの平和な状態を守っていかなければならないと思う」と話していました。

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