岡山空襲から74年、祈りの炎500本 犠牲者追悼ピースキャンドル


岡山空襲の犠牲者を追悼する「ピースキャンドル」(市民有志による実行委主催)が29日、城下地下広場(岡山市北区表町)で開かれた。約50人がろうそくをともし、戦争の悲惨さや平和の尊さを胸に刻んだ。

 午後7時半すぎ、家族連れらが紙コップに入れた約500本のろうろくを次々に点火。空襲の日を示す「6・29」の数字とピースマークを浮かび上がらせ、ろうそくを手に約1分間の黙とうをささげた。

 参加者は空襲で祖父を亡くした女性(82)=同市=による体験談も聞いた。焼夷弾が降り注ぎ、火の海と化したまちを逃げたという当時の様子に耳を傾けた。

 団体職員女性(53)=瀬戸内市=は「当事者の声を後世に語り継ぎ、これからも平和を守っていきたい」と話していた。

 ピースキャンドルは、岡山空襲の日に合わせて2005年から開いている。


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岡山空襲から74年 戦没者追悼式 今年は大学生が追悼の言葉

岡山空襲から74年となる29日、岡山市で戦没者の追悼式が行われました。

 追悼式には遺族や小中学生ら約1500人が参列しました。
 1945年の岡山空襲では、岡山市に9万5000発の焼夷弾が落とされました。市街地の6割以上が焼け、1700人を超える人が犠牲となりました。

(遺族会代表/竹島潤さん)
「ひいおじいさんの弟が当時サイパンに出征し、そのまま戦死していたことを、人生39年目にして初めて知りました。がくぜんとしました」

 今年は青少年代表の大学生が追悼の言葉を述べました。

(大学生)
「今、戦争を知らない世代が8割を超え、あの日の記憶を風化させず、後世に伝えていくという役割が、私たち若い世代には求められています」

 参列者は献花台に花を手向けて戦争犠牲者の冥福を祈りました。
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岡山空襲犠牲者を悼みコンサート 教会で聴衆が平和への願い新たに


岡山空襲の犠牲者に音楽をささげる「レクイエムコンサート・平和への祈り」が29日、岡山市北区天神町のカトリック岡山教会で開かれ、聴衆約180人が平和への願いを新たにした。

 ソプラノ歌手・福田浩子さん(岡山市)や音楽愛好家の有馬雄二郎さん(赤磐市)、桃太郎少年合唱団員らが鎮魂歌「ピエ・イエス」など教会音楽11曲を合唱したり、演奏したりした。天台宗僧侶でつくる岡山天台声明研究会は声明(仏教音楽)を披露した。

 岡山空襲で家族を亡くした体験の朗読もあり、岡山市中区の女性(35)は「空襲の悲惨さに改めて心が痛んだ。自分の子どももその次の世代も、平和な世界で生きてほしい」と話した。

 コンサートは市民有志による実行委が2008年から毎年開いている。
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