岡山 被災の真備町で2年ぶり夏祭り / 【ボランティア情報】倉敷市 13日現在



 西日本豪雨の影響で去年、中止となった倉敷市真備町の夏祭りが13日、2年ぶりに開かれ、およそ1000人が復興への願いを込めて踊りました。

この夏祭り、「真備・船穂総おどり」は毎年7月に行われてきましたが、去年は豪雨の影響で会場一帯が数メートル浸水したうえ、踊りの衣装なども水没して中止となりました。
ことしは寄付を募って衣装を作り直し2年ぶりの開催にこぎつけ、会場には出店や音楽のステージなどが設けられ、日中から多くの人でにぎわいました。
そして、夜には「総おどり」が行われ、町内の各地区や地元の企業などの16のグループ、あわせておよそ1000人がおよそ1時間にわたって踊りながら道路を練り歩きました。
13日はあいにくの雨でしたが、参加した人たちは子どもから大人まで色とりどりの衣装を着て曲に合わせて掛け声を掛けながら復興への願いを込めて踊っていました。
自宅が被災し今も修復中だという39歳の女性は「真備が元気になってほしいという思いで踊りました。ずぶぬれですが楽しかったです。参加した人が多くまちに活気が戻ってきてうれしいです」と話していました。
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真備・船穂総おどり2年ぶり開催 復興祈り被災者ら千人踊る

倉敷市真備町地区の夏を彩る「真備・船穂総おどり」(官民でつくる実行委主催)が13日、同町箭田の市真備支所一帯で開かれた。昨年は西日本豪雨で中止を余儀なくされ、2年ぶりの開催。復興への祈りを込めて被災者ら約千人が踊った。

 真備町地区の住民や企業などでつくる16団体が参加。市真備支所西側のまきび通りの約200メートル区間で、オリジナルの「真備と船穂でひと踊り」に合わせた振り付けを披露しながら練り歩いた。あいにくの雨にも行列は笑顔が絶えなかった。

 踊り手たちが身に着けた、左胸部分に「頑張ろう! 真備」とプリントしたTシャツや華やかな法被の多くは、豪雨で衣装を失った被災者を支援しようと集められた寄付金で購入された。

 市真備支所玄関前の「平成30年7月豪雨災害の碑」そばにはステージを特設。住民グループの吉備真備太鼓やまきび少年少女合唱団などが次々と登場し、会場を盛り上げた。

 箭田地区まちづくり推進協議会のメンバー約100人で参加した主婦(52)=同町地区=は「大勢の仲間と踊れたので、真備が被災前に戻ったようでうれしかった。今日をきっかけに元気な町になってほしい」と話した。

 真備・船穂総おどりは旧真備、船穂町と倉敷市の合併後、2007年に始まった。
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真備町の総おどり、2年ぶり復活 西日本豪雨被災の地区

 西日本豪雨で甚大な被害が出た岡山県倉敷市真備町地区で、住民らが踊りを披露する恒例の祭り「真備・船穂総おどり」が13日、2年ぶりに開かれた。雨が降りしきる中、約6千人(主催者発表)が集まり、追悼や復興への思いを共有した。昨年は豪雨被害を受け、開催を見送っていた。

 総おどりは、2007年から毎年夏に開催している地区最大規模のイベント。

 踊りには法被などの衣装を身に着けた約千人が参加した。約170メートルの通りを地区で親しまれている振り付けを舞いながら練り歩くと、沿道の観衆からは「頑張れ」などの声も上がった。
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【ボランティア情報】倉敷市 13日現在

現地活動は土日曜。15日は別途実施し、20、21日は参院選の関係で休止する。まび復興支援ボランティアセンター(真備町箭田の市真備保健福祉会館、086―697―0111)のホームページなどから2日前までに予約登録(予定数に達し次第締め切り)して参加する。当日受け付けは同会館前で午前9時〜10時。被災者の派遣要望などは午前9時〜午後4時に受け付ける(電話は平日のみ)。
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