岡山 渋野選手 長野・軽井沢「帰国後2戦目」
渋野 日向子 スケッチ00

日本勢として42年ぶりに海外のメジャー優勝を果たしたRSK山陽放送所属の渋野日向子選手が、帰国後2戦目に臨んでいます。

長野の軽井沢で開かれている女子ゴルフのトーナメントには大勢のギャラリーが詰めかけました。
軽井沢72ゴルフトーナメント初日。
大勢のギャッリーのお目当ては。
全英女子オープンで、日本勢として42年ぶり2人目のメジャー制覇を果たした渋野日向子選手。
昨年より約2400人多い、5500人余りが会場を訪れました。
初めて作られた渋野選手の名前入りタオルは、初日分がたちまち売り切れに。
初日の渋野選手は、スタートの1番ホールで早速バーディー。
5番ホールでもロングパットを沈め、6バーディー・1ボギーの5アンダー、7位タイと好スタートを切りました。
渋野選手は、こども限定でサインに応じ笑顔を見せていました。
また、同じくRSK山陽放送所属の小橋絵利子選手は、イーブンパーで初日を終えています。


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渋野日向子 優勝意識したコメントも/第2日見所


<女子ゴルフ:NEC軽井沢72トーナメント>◇第2日◇17日◇長野・軽井沢72ゴルフ北C(6705ヤード、パー72)

今夏の全英女子オープンを制して一躍時の人となった渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、午前10時1分から第2ラウンド(R)に臨む。前日の第1Rは5アンダーで首位と3打差7位発進。ホールアウト後は「優勝を狙うからには、初日がこのくらいのスコアでないと」と今季3勝目を意識したコメントだった。

渋野は5月に国内メジャー初戦ワールド・サロンパス・カップでツアー初優勝し、7月に資生堂アネッサ・レディースで2勝目。その勢いで全英女子で海外初試合ながらメジャー優勝を飾っていた。

帰国後の第1戦、北海道meijiカップは通算4アンダーで13位に終わったが優勝争いには絡んでいた。今回は凱旋(がいせん)試合第2戦にあたる。16日の第1Rでは国内22R連続オーバーパーなしとし、2013年にアン・ソンジュ(韓国)が記録した最長の28R連続に近づいている。アンといえば日本では10、11、14、18年に賞金女王の座を獲得した名選手だ。

渋野は岡山市出身で、高校は岡山・津山市にある私立の作陽を卒業し、今年で3年目になる。先に実績を残す畑岡奈紗や勝みなみらと同じホープが集う、98年度生まれの黄金世代にあたる。アマチュア時代に華々しい戦績はなく、プロテスト合格から1年で今夏の全英女子を優勝。樋口久子以来、日本勢では男女通じて42年ぶり2人目のメジャー優勝を遂げるなど実力を伸ばしている。

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梶谷、スマイルV!同郷・渋野と仲良し/国内アマ


ゴルフ・日本ジュニア選手権最終日(16日、男子15−17歳の部、埼玉・霞ヶ関CC東C=7466ヤード、パー71、男子12−14歳の部、同西C=6877ヤード、パー71、女子15−17歳、12−14歳の部、同西C=6537ヤード、パー73)女子15−17歳の部は梶谷翼(15)=兵庫・滝川二高1年=が4バーディー、1ボギーの70と伸ばし、通算8アンダーで初優勝した。2020年東京五輪のコースを使った男子15−17歳の部は、唐下明徒(はると、17)=広島・瀬戸内高2年=が通算4アンダーで初優勝。12−14歳の部は男子が吉沢己咲(みさき、14)=群馬・藤岡北中3年、女子は外園(ほかぞの)華蓮(15)=宮崎・日章学園中3年=が制した。

 中学1年だった2016年に史上最年少の13歳17日で「日本女子オープン」に初出場して「スーパー中学生」と呼ばれた梶谷が、高校1年となって女子ジュニア日本一の座についた。

 「絶対優勝と思っていた。とてもうれしい」

 台風の影響で風速は6・6メートル。「結構難しかった。うまくいかなかったときもパーセーブできたので良かった」。12−14歳の部で17年2位、18年3位と惜敗続きだった今大会を初めて制した。

 岡山・総社市出身。岡山市出身でメジャー女王となった20歳の渋野日向子(RSK山陽放送)とは梶谷が小学生のころから仲良しで、一緒にラウンドしたこともあるという。コーチも同じ青木翔氏に師事。今は“スマイルシンデレラ”にならって「自分もずっと笑おうと。今日は(笑顔で)頑張りました」と笑った。

 「渋野さんみたいに笑顔でみんなから好かれ、世界で活躍できて目標とされるプロゴルファーになりたい」。今年からナショナルチームのメンバーに入った15歳が、偉大な先輩を追って世界へと羽ばたく。 (尾崎陽介)

梶谷 翼(かじたに・つばさ)

 2003(平成15)年9月12日生まれ、15歳。岡山・総社市出身。7歳でゴルフを始める。12、15、16年「世界ジュニア選手権」優勝。14、15年「全国小学生大会」で2連覇。岡山・山陽女中時代の17年「全国中学校選手権」優勝。「日本女子オープン」は16年に史上最年少の13歳17日で初出場し、18年大会で23位。今年ナショナルチーム入りした。得意クラブはショートアイアン。160センチ。
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