岡山 豪雨の濁流から生還した母馬出産、嵐にちなみ「ラン」


  西日本豪雨の濁流から生還した、岡山県倉敷市真備町箭田の福祉施設「ライフタウンまび」で飼育されているミニチュアホースの「リーフ」(雌・10歳)に、雌の赤ちゃんが生まれた。施設の職員らは、台風10号が県内を通過した16日未明に誕生したことにちなんで「ラン(嵐)」と命名、「どんな困難にも負けずに立ち向かってほしい」と願っている。

 同施設は、昨年7月7日未明に浸水被害に遭った。リーフも濁流に流されたが、9日に数百メートル離れた市真備支所近くの民家の屋根で無事に発見された。

 同施設によると、リーフは昨年秋から少しずつおなかが大きくなってきたといい、16日午前7時頃、出勤時に施設近くにある牧場の小屋をのぞいた職員が子馬が生まれているのに気づいた。小屋に設置したカメラの映像から、同日午前3時頃に出産したとみられる。

 17日は施設の利用者にランが披露され、利用者の男性(84)は「母親のリーフに似てかわいらしい。元気にすくすく育ってほしい」。施設の相談員岡崎亮さん(36)は「元気に生まれてホッとしている。リーフとランが真備町の復興のシンボルになれば」と話していた。