岡山初 岡山市東区に「小中一貫校(9年制)」設立へ ( 2022年4月に開校する予定 )


 岡山市東区の山南学区に、4つの小学校と中学校を統合した小・中一貫の義務教育学校が設立されることになりました。

小・中一貫の義務教育学校は、岡山市東区の山南中学校を増築するなどして設立されます。
山南学区には4つの小学校がありますが、過疎化が進み大宮小学校では全校児童が12人となるなど児童数が減り続け、まとまった人数での学習やコミュニケーションの機会を確保することが難しくなっていました。
そんな中、地元のPTAなどでつくる団体が協議し、2016年に新設された制度を活用して4つの小学校を統合し、さらに中学校まで9年間の小・中一貫の義務教育学校を設立する計画になりました。
2022年4月に開校する予定で、約400人が同じ学校で学ぶことになります。

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岡山初 小学校から中学校まで9年制の「義務教育学校」を設立へ 2022年4月に開校予定

義務教育学校の設立は岡山・香川で初めてです。岡山市教育委員会は、岡山市東区にある山南学区の小中学校5校を統廃合し、新たに9年制の義務教育学校を設立することを明らかにしました。

 岡山市教育委員会の菅野和良教育長が明らかにしたものです。


2022年4月に開校する計画

 新しい義務教育学校は岡山市東区の山南中学校と太伯・幸島・大宮・朝日の4つの小学校が統廃合されて設立されます。義務教育学校は、9年間の学校教育目標を設定する新しい種類の小中一貫校です。

 校舎は、山南中学校を増改築し2022年4月に開校する計画です。


岡山市教育委員会

 山南学区の小中学生は年々減っていて、今年は489人で最も少ない大宮小では12人となっています。児童らが多様な意見に触れる学習機会の確保が課題となっていました。

(岡山市教育委員会/菅野和良 教育長)
「1人1人の子どもたちが意見を戦わせるコミュニケーション能力を向上させていくということが、今の現状よりはより進むんじゃないかなと」
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岡山県内初の義務教育学校新設へ 岡山市教委、山南中と4小統合

岡山市教委は28日、市立の山南中(東区北幸田)と同中学校区内4小(太伯、幸島、朝日、大宮)を統合し、小中一貫の「山南義務教育学校(仮称)」を新設すると明らかにした。義務教育学校の設置は岡山県内初で、2022年4月の開校を目指す。

 山南中の敷地内に鉄骨4階延べ約5400平方メートルの校舎を増築し、現校舎も一部改築する。1~4年の初等部、5、6年の中等部、7~9年の高等部で構成。中等部に高等部教員による一部教科担任制を導入するほか、外国語教育を積極的に進める。スクールバスの運行も検討する。

 5小中の児童生徒数は5月時点で計489人と、09年に比べて約3割減少。少人数学級の解消や教育の質の向上を図るため、学区内のPTA役員、連合町内会長らでつくる設立協議会が6月、市と市教委に要望書を提出していた。

 義務教育学校は改正学校教育法で16年度から制度化され、9年間のカリキュラムを弾力的に運用できる。岡山市教委は、幼稚園や小中学校が教育内容や指導方法で連携する「岡山型一貫教育」を打ち出しており、推進に役立つと判断した。

 会見で菅野和良教育長は「メリットを最大限に生かし、豊かなコミュニケーション能力を備えた子どもを育てたい」と述べた。
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岡山市東区に義務教育学校を設立 

 
岡山市は東区の小学校4校と中学校1校を統合し、2022年4月に県内では初めてとなる9年制の義務教育学校を設立すると発表しました。岡山市は総事業費約20億円をかけて2022年4月に県内で初めての義務教育学校を設立します。場所は岡山市東区北幸田にある山南中学校の敷地内で既存の中学校の校舎を大規模改修するほか、新たな校舎も建設される予定です。東区の太伯小学校、幸島小学校、朝日小学校大宮小学校の4校は2022年3月に廃校。小中学校の壁を無くし1年生から9年生までが通う学校に整備します。公立の義務教育学校は2018年4月時点で中四国地方に9校、全国に82校あり、市は2020年度以降の着工を予定しています。

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