国際情勢 米トランプ大統領 イラン中央銀行などへの制裁発表 / 米朝実務者協議 北朝鮮代表に金明吉氏、再開へ前進の可能性 /中国の圧力? キリバスが台湾と断交、ソロモン諸島に続き今週2か国目



米トランプ大統領 イラン中央銀行などへの制裁発表

 アメリカのトランプ大統領は20日、新たにイラン中央銀行などに対する制裁措置を発表しました。

 「イランの中央銀行システムである国立銀行に制裁を科した。最高レベルの制裁になる」(アメリカ トランプ大統領)

 トランプ政権は20日、新たにイラン中央銀行とイラン国家開発基金のほか、武器購入の資金移動を隠すために使われていた、イランを拠点とする企業への制裁措置を発表しました。

 制裁措置について、イラン革命防衛隊などの組織への資金源を断つ狙いがあると説明していて、トランプ氏は「国家に対する過去最高レベルの制裁だ」と強調しました。

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米朝実務者協議 北朝鮮代表に金明吉氏、再開へ前進の可能性

 米朝実務者協議における北朝鮮側の代表を長年、米朝外交に携わってきた外交官の金明吉(キム・ミョンギル)氏が務めることが明らかになりました。協議再開に向けた米朝間の交渉が前進する可能性があります。

 金明吉氏は20日、朝鮮中央通信の談話を通じ米朝の実務者協議における首席代表を務めると表明しました。今年2月の北朝鮮側の代表として米朝実務者協議に出席していたキム・ヒョクチョル アメリカ担当特別代表は、その後、首脳会談が物別れに終わった責任を問われ、「粛清された」などと報じられていました。金明吉氏は前の駐ベトナム大使で、過去に国連代表部に勤め、非核化をめぐる6か国協議にも携わるなど長年、米朝外交に携わってきたとされる外交官です。

 金氏は談話のなかで、「面倒な厄介者が消えた」と対北朝鮮強硬派だったボルトン前大統領補佐官を更迭したトランプ大統領を高く評価。さらに、「米国側が、これから行われることになる朝米協議にきちんとした計算を持って出てくるものと期待する」と、2月以来、行われていない実務者協議への期待感を示しました。

 北朝鮮外務省は、米朝の実務者協議について数週間以内に開催が可能との見通しをこれまでに示していて、今後、協議の開催に向けて交渉が進展する可能性があります。

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キリバスが台湾と断交、ソロモン諸島に続き今週2か国目

 太平洋の島国キリバスが台湾と外交関係を断ちました。中国による切り崩しを受けてのもので、ソロモン諸島に続き、今週2か国目です。

 台湾の外交部は20日、臨時の会見で、キリバスから外交関係の解消を通知され、断交したと発表しました。キリバスは中国と国交を樹立する見通しで、外交部は「中国が多額の資金援助を約束し、台湾との断交を促した」と批判しました。

 16日には南太平洋のソロモン諸島が台湾との断交と中国との国交樹立を決めたばかりで、2016年に蔡英文政権が発足してから台湾と断交した国は7か国に上り、逆に外交関係を結んでいる国は15か国に減ります。

 「キリバスが一つの中国の原則を承認し、台湾と外交関係を断絶し、中国との国交回復を決定したことを高く称賛する」(中国外務省 耿爽 報道官)

 さらに、中国外務省の耿爽報道官は、台湾と断交し、中国と国交樹立する国が増えていることについて、「『一つの中国の原則』は人心の向かうところ、大勢の赴くところで、その勢いは止められない」と主張しています。

 台湾の蔡英文総統は、「一つの中国」の原則を認めておらず、中国が来年1月の台湾総統選を前に、外交関係の切り崩しで圧力をかけている形です。
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佳子さま ハンガリー大統領を表敬訪問

 外交関係樹立150周年のハンガリーに公式訪問中の秋篠宮家の次女、佳子さまが大統領を表敬訪問されました。

 佳子さまは、現地時間の20日午後、首都ブダペストの大統領府を訪れ、アーデル大統領を表敬訪問されました。

 佳子さまはクリーム色の和服姿で臨み、大統領夫妻と握手を交わされました。大統領から「ブダペストの景色はご覧になりましたか?」と聞かれると、佳子さまは「非常に綺麗でした」と感想を述べられました。

 また、上皇后さまが今月、乳がんの摘出手術を受けられたことについて、大統領からお見舞いの言葉があり、佳子さまは「お元気です」と答えられたということです。


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