岡山 西川沿いの妹尾ビル3階から外壁コンクリ落下 岡山市中心部、劣化原因か



  20日午前1時45分ごろ、岡山市北区駅前町、西川沿いのビルの前にコンクリートブロックが落ちているのを通行人が見つけ、110番した。情報提供を受けて市職員が現場に直行、高さ十数メートルに位置するビル3階の日差し部分の外壁が落下していた。安全が確保できないとして付近の市道を通行止めにした。

 同市北区役所地域整備課によると、落ちたのは「妹尾ビル」(3階建て)の外壁で、長さ約5メートル、幅約20センチ、厚さ約10センチの計約100キロ。劣化が原因で3階から地面に落ちた後、砕けたとみられる。けが人はいなかった。

 妹尾ビルは、JR岡山駅前の桃太郎大通りと西川との交差点の北約100メートル。さらに崩落する可能性があるため、飛散防止ネットを設置したが、棟続きの別のビルも同様の場所に亀裂が入っており、ビルの前の約110メートル区間を通行止めにしている。安全策が整い次第、解除する方針。