岡山 いじめ認知最多3927件 文科省18年度調査結果 (神戸教員いじめ問題  教師間の「いじめ?」調査もいるかも?)教員の「いじめ」 特異な事案で済ますな



 文部科学省が17日公表した2018年度の問題行動・不登校調査結果で、小中高生によるいじめの認知件数は岡山県も3927件(前年度比1061件増)と大幅に増え、過去最多を更新した。千人当たりは18・5件(5・1件増)で、都道府県別では少ない方から6番目。暴力行為の発生件数は1255件(36件増)、千人当たりは6・0件(0・2件増)となった。

 広島県は、いじめの認知件数が7435件(千人当たり24・3件)、暴力行為が2190件(7・2件)。香川県はそれぞれ2949件(27・9件)、605件(5・8件)だった。

 同省は、重大事態について各都道府県の数字を公表していない。
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教員の「いじめ」 特異な事案で済ますな


 子どもたちに、何と説明すればいいのか。
 神戸市立東須磨小の教諭4人が若い後輩教諭をいじめていた問題である。羽交い締めにして激辛カレーを食べさせるなど、いじめの度を越している。暴行と言っていい。
 教室では児童たちに「いじめはダメ」と教える立場なのに、これでは逆だ。
 被害届を受けて警察が暴行容疑で捜査する見通しで、刑事事件に発展しそうだ。一方、市は第三者の調査チームを発足させた。経緯や動機の解明にとどまらず、なぜこうした事態が起きたのか、背景にまで踏み込んで教訓や課題を浮き彫りにし、多くの学校と共有してほしい。
 いじめを受けた男性教諭(25)は採用1年目の春から、30代~40代の男女教諭にからかわれ、熱湯の入ったやかんを顔に付けられたり、焼き肉のたれを大量に飲まされたりするようになったという。
 加害側の教諭らは学校運営のリーダー的存在で、うち2人は児童のいじめに対応する生徒指導を担当していた。どうして、こんなことが学校でまかり通るのか、信じられない思いだ。
 見かねた同僚の教諭が前校長に相談したのに、詳しく調査していなかった。今年6月に同僚が学校に報告し、新任の校長は加害教諭を指導したものの、市教委には詳細を伝えなかった。
 いじめを過小にとらえ、閉鎖的な学校内部で問題をうやむやにする。これまで失敗した教訓が全く生かされていない。
 教育現場に詳しい識者は、発言力の強い一部教諭らが支配的に振る舞う「職員室カースト」を指摘する。そこからは、自由に語り合う空気は生まれない。
 文部科学省によると、心の病で休職中の公立学校の教員は、最新の一昨年度調査で5千人を超す。この10年、ほぼ変わってない。2年未満の勤務が半数で、新任の教諭に多いようだ。
 教員の働き方改革が進められているが、教員の多忙は相変わらずで、疲労はたまっているという。そうした中、教員同士や校長と意思疎通はできているだろうか。
 神戸の学校で起きた、特異な事案で済まさないでほしい。いじめを生み出す学校環境になっていないか、いま一度見直すことが大切だろう。
 先生がいじめをするなんて-。裏切られた子どもたちの心の声を思い浮かべ、いじめを許さない学校づくりを考えてもらいたい。

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神戸教員いじめ問題 謝罪文が「謝っていない」と非難止まらず


神戸市立東須磨小学校の教員による教員への“いじめ問題”について、加害教員4人それぞれの謝罪コメントが10月16日に公開された。しかし、主犯格とされる女性教員のコメントに非難の声が止まない。

 

神戸新聞によると30代男性教員の3人はそれぞれのコメントで「ここまで被害教員を大切に育ててこられたご家族の皆さま、このたびはこのようなあってはならない事態を引き起こしてしまい、大変申し訳ありません」「東須磨小の子どもたちや保護者の皆さんには、申し訳ない気持ちです」「東須磨小の子どもたちは、素直な明るい子どもたちなので、そこを伸ばしてほしいと願っています。ただ、私の行為はその成長の邪魔をしてしまったと思っています」などと被害を受けた教員や同校の子供達に向けて謝罪や反省の意をつづっている。

 

いっぽう主犯格とされる40代女性教員はコメントでまず「子どもたちに対しては、こんな形になって申し訳ないです。子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり、子どもたちの前に出られなくなり、申し訳ありません」と切り出した。そして「被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません」とつづりながらも、こう明かした。

 

「本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです」

 

そして、「どうなっているのかと、ずっと思っています」と結んでいる。

 

その謝罪の順番や内容、「可愛がってきた」などの文言がTwitterで注目を集め「女性教員」がトレンド入り。そして、非難の声が殺到している。

 

《40代女性教員の「かわいがってきただけに」という件が恐いな。DVとかする人の発言に似てる》
《かわいがってたのに苦しんでてつらいみたいな事言っててまるで他人事だし。誰のせいで苦しんでるのか理解できてなさそう》
《というか女性教員謝ってないな……ひたすら「私なりにかわいがったつもりだったけど違ったのね」しか言ってないな》
《私が被害者なら、この40代女性加害者には「いえ。もう勝手に私のことを想うことも止めて下さい。念を送られてるようで怖いです。」って言うと思う》

 

10日の神戸新聞によると被害教員は子供達に「いつか、みんなの前でまた元気になった姿を必ず見せに行きます。その日を夢見て先生も頑張ります」とつづり、保護者たちには「僕が作った学級通信や子供への手紙を宝物だと言ってくださった経験が今の僕の宝物です」「たくさんご心配やご迷惑をお掛けしてすみません」とのメッセージを送ったという。
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人間として恥ずべきことした 加害4教員謝罪の言葉 神戸・教員暴行


 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題を巡る保護者説明会が16日開かれ、加害教員4人の謝罪のコメントが読み上げられた。説明会は非公開で、関係者によると、読み上げられた全文は次の通り。



 【30代男性教員A】

 ここまで被害教員を大切に育ててこられたご家族の皆さま、このたびはこのようなあってはならない事態を引き起こしてしまい、大変申し訳ありません。ご家族の皆さまには直接お会いして、謝罪の辞を述べさせていただきたいと思います。

 東須磨小の保護者の皆さま、そして子どもたちに、おわびをしなければいけません。いけないことを教える立場の私が、加害者となり、混乱と不安を与えてしまうことになってしまいました。信頼を裏切ることになってしまったことを、深くおわびしたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。

 【30代男性教員B】

 自分自身の相手への配慮に欠ける言動や、軽はずみな言動に、最低な人間だと実感しました。一社会人として、人間として、恥ずべきことと考えています。もし、許されるのであれば、被害教員やご家族に直接、誠心誠意、謝罪したいと思います。

 東須磨小の児童、保護者の皆さん、自分の身勝手な言動で、たくさんの迷惑をおかけしました。この事案を機に自分の在り方をしっかりと見直し、自分の言動に対して猛省を続けたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。

 【30代男性教員C】

 相手のことを思いやらずに、自分勝手な行動で相手を傷つけたことを反省しています。被害教員をはじめ、私の行動で嫌な思いを先生方にさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 東須磨小の子どもたちや保護者の皆さんには、申し訳ない気持ちです。私の犯した行為は、許されることではありません。東須磨小の子どもたちは、素直な明るい子どもたちなので、そこを伸ばしてほしいと願っています。ただ、私の行為はその成長の邪魔をしてしまったと思っています。

 【40代女性教員】

 子どもたちに対しては、こんな形になって申し訳ないです。子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり、子どもたちの前に出られなくなり、申し訳ありません。私の行動で、迷惑をかけてしまったことに対して、本当に申し訳ないと思っています。

 被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません。被害教員のご家族に画像を見せられ、入院までしている事実と、苦しんでいる事実を知りました。本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています。

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加藤浩次、いじめ加害教諭の謝罪に「先生の中にもどうしようもねえやつがいるってこと」


極楽とんぼの加藤浩次が17日、日本テレビ系「スッキリ」で、神戸市の小学校で教員が教員に暴行を加えていた問題で、「先生の中にもどうしようもねえやつがいるってことですよ」と呆れた声を上げた。

(東須磨小に脅迫含め抗議電話殺到…つながらず近隣の学校にまで)


 番組では16日に東須磨小学校で行われた保護者会で、加害教諭4人の謝罪コメントが読み上げられたことなどを報じ、前校長のインタビューや、被害教諭の代理人弁護士にも話を聞いた。

 謝罪文や、これまでの暴行を改めて見た加藤は「言い方ちょっと悪いかもしれないけど、先生がみんないい人なんて思っちゃいけないってことですよ」と呆れたようにコメントし「先生の中にも、どうしようもねえやつがいるってことですよ」とも付け加えた。

 加害教諭の謝罪文はネットでも「どの辺が謝っているの?」「40代女性教諭の言葉が何回読んでも分からない」など非難が殺到しているが、加藤は「勘違いしてほしくないのは、先生の中にはどうしようもないやつもいるが、ただしっかり頑張っていらっしゃる先生もいる。ここを間違っちゃいけない」と主張。「先生がぜんぶ(加害教諭のような)そうだと思っちゃいけない。一部でこういうのがいるということ」と、重ねて訴えていた。

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