世界一やさしいレストランの物語 絵本作りへ岡山の医師ら18日からCF
 

 知能や精神に障害のある人がスタッフを務め、失敗しても客が笑顔で受け入れる催し「世界一やさしいレストラン」を題材にした絵本を作るプロジェクトを、岡山県内の医師らによる実行委が進めている。「多様性を認め合う社会に」とのメッセージを込めた物語で、18日からインターネットで事業資金を募る「クラウドファンディング」(CF)を始める。

 同レストランは、2018年6月に倉敷市の飲食店で初企画。今月18、19日に4回目が市内で開催される。毎回数十人が参加し、福祉関係者らの注目を集めている。

 絵本は動物を擬人化して描かれ、主人公はいつもイライラしている会社経営者(猫)。ある日訪れた「世界一やさしいレストラン」で、吃音(きつおん)のためうまく話せないウエーター(犬)や、注意欠陥多動性障害(ADHD)で料理を失敗してしまうシェフ(熊)らと出会い、自身の振る舞いを見つめ直すストーリー。

 ペンネーム「かめ吉」の医師=県内在住=が物語を作り、イラストレーターのうり丸さん=同=が絵を担当した。

 山陽新聞社(岡山市北区柳町)や中国銀行(同丸の内)などによるCFサービス「晴れ!フレ!岡山」で資金を調達する計画で、目標額は100万円。期間は12月16日まで。

 実行委員の滝口美保さん(67)=倉敷市=は「障害にかかわらず尊厳を認め合う社会の素晴らしさを伝えたい」と話す。

 計画のウェブページはhttps://readyfor.jp/projects/kamekichi(18日午前8時に公開)。