岡山 真備から支援物資 被災地から恩返し / 長野で救急支援 現地は過酷


 被災地から被災地へ、善意のバトンをつなぎます。

西日本豪雨からの復興を目指す倉敷市真備町で、台風19号の被災地へ支援物資を送る準備が進められています。

倉敷市真備町の店舗脇の広場、運ばれてくるのは、水や布団などの支援物資。

台風19号の被災地に届けてほしいと真備の人たちが代わる代わる訪れています。

支援物資を集めているのは、真備町で復興活動を続けている災害支援団Gorillaです。

今月13日に呼びかけてから既にのべ150人以上から物資が届き、一部の倉庫はいっぱいになりました。
SNSでカイロや缶詰など不足している物資を紹介し、さまざまな種類を集めていますが、それ以上に真備の人たちが気を使ってくれるそうです。

中にはこんな物を持ってきた人も。

被災地から被災地へ、つながる善意のバトンです。

支援物資は今月20日に真備町を出発し、甚大な被害を受けた長野県や東北地方に届けたいとしています。

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真備町から被災地へ支援を

同じ水害に襲われた台風19号の被災地を支援しようと、去年の西日本豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備町では、NPO法人が支援物資を募っていて、豪雨で被災した人たちから多くの物資が届けられています。

倉敷市真備町で復興支援に取り組んでいるNPO法人「災害支援団Gorilla」は、SNSなどを通して、台風19号の被災地への支援物資を募っています。
西日本豪雨で被災した人からは、去年、自分たちが足りなくて困ったものを送りたいと、トイレットペーパーや下着、生理用品などが次々と届けられ、物資を寄せた人は、これまでにおよそ160人にのぼっているということです。
西日本豪雨で自宅が全壊したという70代の女性は、水や毛布を届け「被災地の人たちは、去年の自分たちと同じような辛い状況にあると思います。少しでも力になりたい」と話していました。
NPO法人では、18日の夜まで支援物資を受け付け、今月20日の朝に、倉敷市真備町を出発して、甚大な被害を受けた東北地方や、長野県に届けることにしています。
NPO法人の代表理事を務める茅野匠さんは「西日本豪雨の時の恩返しがしたいという気持ちが、これだけの支援物資につながっていると思うのでその気持ちと一緒に物資を届けたい」と話していました。
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長野で救急支援 現地は過酷

台風19号で広範囲が浸水した長野市で救急支援を行った、広島県のNPO法人の医師や看護師が、立ち寄り先の岡山空港で報道陣の取材に応じ、現地の過酷な状況を語りました。

広島県のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」の医師と看護師あわせて3人は、今月13日から4日間、長野市内で救急支援に当たり、広島に戻る途中に立ち寄った岡山空港で報道陣の取材に応じました。
メンバーは、浸水によって停電や断水が起きた、医療と福祉の複合施設で救助活動を行い、患者や利用者など238人を、ほかの病院や施設に避難させたということです。
メンバーの1人、稲葉基高医師は、去年の西日本豪雨の際、一時300人以上が取り残された倉敷市真備町の「まび記念病院」でも救助活動を行った経験があり、長野市での活動について「水や電気が止まったうえ、泥も入り込み、西日本豪雨の時と同じような劣悪な環境だった。100歳を超える人もいて、一刻も早く避難させるため全力を尽くした」と述べました。
そのうえで稲葉医師は「施設では浸水によって医薬品が流されたり、車いすが使えなくなったりして、困難な状況に陥っている。引き続き被災者への十分なサポートが必要だ」と話していました。

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日赤が義援金受け付け


 台風19号をめぐっては、日本赤十字社岡山県支部が、災害義援金の受け付けを行っています。

義援金を直接、持ち込んでいただく場合は、中国銀行とトマト銀行の店舗、市町村の窓口、それに岡山赤十字病院など、日本赤十字社の各施設の窓口で受け付けています。
また、郵便振替の場合は、ゆうちょ銀行の口座記号番号00190−8−515005で、名義は「日赤令和元年台風第19号災害義援金」です。
銀行振り込みの場合は、中国銀行が、本店の普通口座761168、トマト銀行が、本店の普通口座1430925で、いずれも名義は日本赤十字社岡山県支部支部長伊原木隆太です。
名義は「二ホン」と濁らずに入力して下さい。
備考欄に「令和元年台風第19号災害義援金」とお書き下さい。
お寄せいただいた義援金は全額、被災地に届けられます。
詳しいことは、日本赤十字社岡山県支部・電話086−221−9595までお問い合わせ下さい。
また、岡山県でも義援金の受け付けを行います。
受け付けているのは、県庁5階の保健福祉部保健福祉課と各県民局の健康福祉部企画調整情報課です。
平日の午前8時半から午後5時15分まで受け付けています。
岡山県にお寄せいただいた義援金は、日本赤十字社岡山県支部を通じて、被災地へ送られます。
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「恩返ししなければという思い」 西日本豪雨での経験を生かし、台風19号の被災地で医師らが支援活動 岡山

台風19号の被害を受けた長野県で10月13日から支援活動をした岡山市の医師らが17日被災地から戻り、活動を報告しました。

 岡山桃太郎空港に戻ってきたのは岡山市在住の医師、稲葉基高さんら3人です。

 3人は13日、NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」の医療支援チームとして、台風19号で千曲川が決壊した長野市を訪れました。

 被害を受けた医療施設や介護施設の利用者ら約280人を他の施設へ搬送し、避難所で医療支援にあたりました。
 稲葉さんは昨年の西日本豪雨での経験を生かし、スムーズに支援活動にあたることができたと話しました。

(ピースウィンズ・ジャパン 医師/稲葉基高 さん)
「去年われわれ被災していろんな方に助けていただいたんですけども、今回長野で少しでもそういうことが恩返しできたのではないかと、恩返ししなければという思いでやってまいりました」


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