国際情勢 トルコ軍事作戦で停戦合意も・・・国境で衝突続く /クルド難民 イラク北部へ1000人/ 北朝鮮漁船との衝突動画、水産庁が公開



 トルコは、シリア北東部での軍事作戦を120時間停止することでアメリカと合意しましたが、国境沿いの町では、いまも衝突が続いています。

 トルコのエルドアン大統領は、アメリカのペンス副大統領との17日の会談で、クルド人勢力が国境沿いから撤退することを条件に、トルコ軍によるシリア北東部への軍事作戦を120時間停止することで合意しました。

 しかし、国連の機関によりますと、合意から一夜明けた18日、国境沿いのシリアの町ラス・アルアインでは、トルコ側からの散発的な砲撃などが続いていることが分かりました。

 NGO「シリア人権監視団」は、この攻撃でクルド人勢力の戦闘員5人が死亡したほか、複数の民間人にけが人が出ていると報告していて、合意が維持されるか予断を許さない状況が続いています。

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クルド難民 イラク北部へ1000人

 トルコの軍事作戦から逃れたクルド人が相次いで、シリアの隣国イラクにある難民キャンプに到着しています。

 攻撃を受けているシリア北東部から逃れてきたクルド難民が18日、到着したのは、隣国イラク北部ダフークにある難民キャンプです。

 国連によると、トルコが軍事作戦を開始した9日以降、およそ1000人がシリアから国境を越えてイラク北部へ逃れていて、難民キャンプに到着したクルド人は、トルコとアメリカが一時的な停戦で合意したあとも爆撃は続いていると話しました。

 「トルコと停戦合意は信用しません。停戦合意の話をしながらも、爆撃は今も続いています。停戦なんてありません」(シリアから逃れたクルド難民)
 「もし状況が落ち着いたら、家に戻ります」(シリアから逃れたクルド難民)

 国連は、イラクに逃れるクルド難民の数は今後さらに増えると危機感を強めています。
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北朝鮮漁船との衝突動画、水産庁が公開

 水産庁は、日本の排他的経済水域内で北朝鮮の漁船と水産庁の漁業取締船が衝突した際の動画を公開しました。

 「ただいまから放水を開始する」

 水産庁が公開したおよそ13分間の映像。今月7日、石川県の能登半島沖で、水産庁の漁業取締船「おおくに」が北朝鮮のイカ釣り漁船とみられる船と衝突した際の様子がおさめられています。

 水産庁の取締船が漁船に対し、日本の排他的経済水域内から出るよう放水を始めてから5分で衝突。

 「当たる、当たる、当たる」

 衝突から17分後に、漁船は乗組員を乗せたままバランスを崩し、沈んでいきました。

 この事故をめぐっては、北朝鮮側は「日本は意図的に漁船を沈没させた」として、日本政府に賠償を求めていました。これに対し、水産庁は「取締船が直進しているところに漁船がかじを切ってきた」と説明。取り締まり活動は適切だったとしています。
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北大教授を中国当局が拘束、今年9月に北京で

 北海道大学の日本人の教授が、今年9月、北京を訪れた際に中国の国家安全当局に拘束されていたことが分かりました。

 関係者によりますと、40代の北海道大学の男性教授は、今年9月に北京を訪れた際、中国でスパイ行為などを取り締まる国家安全当局に拘束されたということです。

 拘束された経緯や詳しい容疑などは分かっていませんが、男性は、防衛省の防衛研究所や外務省での勤務の経験があるということです。

 これまでに中国でスパイ行為に関わったとして13人の日本人が拘束されていますが、準公務員の国立大学の教員の拘束が確認されたのは初めてのことです。

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カタルーニャで独立派が5日連続デモ、一部暴徒化

 スペインのカタルーニャ州で、独立派住民による大規模なデモが5日連続で行われ、世界遺産のサグラダ・ファミリア教会が参観停止に追い込まれるなど、観光にも大きな影響が出ています。

 カタルーニャ州を巡っては14日、スペインの最高裁が、おととしの独立を問う住民投票を強行したとして、独立派の幹部ら9人に実刑判決を言い渡しました。

 これに反発した独立派の住民が州都バルセロナで抗議行動を開始、5日連続となる大規模なデモに発展し、一部は警察と衝突するなど暴徒化しました。世界遺産のサグラダ・ファミリア教会は18日、デモ隊に入り口を封鎖され、安全が確保できないとして参観を停止しました。

 また、スペインのサッカー連盟は、26日にバルセロナで予定されていたスペイン1部リーグのバルセロナ対レアル・マドリードの試合を延期すると発表しました。

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